VMware Site Recovery を使用して、さまざまなタイプのリカバリを実現できます。

保護サイトとリカバリ サイトについて

通常の Site Recovery Manager 環境では、保護サイトはビジネス クリティカルなデータセンター サービスを提供します。リカバリ サイトは、Site Recovery Manager がこれらのサービスを移行できる代替インフラストラクチャです。

保護サイトには、vCenter Server が重要なビジネス ニーズをサポートする任意のサイトを指定できます。リカバリ サイトは、保護サイトから何千マイル離れた場所にも配置できます。

逆に、冗長性を確立する手段として同じ室内に配置することもできます。通常、リカバリ サイトは、保護サイトに影響を与える環境、インフラストラクチャ、またはその他の障害による影響を受けにくい設備に配置されます。

リカバリ サイトは、保護サイトと同じ仮想マシンおよび負荷をサポートできるハードウェア、ネットワーク、およびストレージ リソースを備えている必要があります。そこで保護されていない仮想マシンを追加して実行することで、リカバリ サイトをオーバーサブスクライブできます。この場合、リカバリ中にリカバリ サイトの重要度の低い仮想マシンをサスペンドする必要があります。

計画移行

VMware Site Recovery を使用すると、保護サイトからリカバリ サイトへ、仮想マシンを順次待避させることができます。計画移行は、規則的な方法でワークロードを移行した場合のデータ損失を防ぎます。計画移行を正常に行うには、両方のサイトが稼働しており、問題なく動作している必要があります。

ディザスタ リカバリ

ディザスタ リカバリは計画移行と似ていますが、両方のサイトが動作している必要はない点が異なります。たとえば、保護サイトが予期せずオフラインになった場合などです。ディザスタ リカバリ操作では、保護サイトの運用の障害が報告されますが、それ以外は無視されます。

サイトに障害が発生した場合、Site Recovery Manager は、リカバリ プロセスとレプリケーション機構の両方をオーケストレーションして、データの損失とシステムのダウンタイムを最小限に抑えます。

  • Site Recovery Manager は、保護サイトの仮想マシンをクリーン シャットダウンしてストレージを同期します(保護サイトがまだ稼動している場合)。
  • Site Recovery Manager は、リカバリ プランに従ってレプリケートされた仮想マシンをリカバリ サイトでパワーオンします。

リカバリ プランでは、リカバリ サイトの仮想マシンの起動順序を指定します。リカバリ プランでは、IP アドレスなどのネットワーク パラメータも指定します。また、カスタム リカバリ アクションを仮想マシンで実行するために Site Recovery Manager が実行可能なユーザー指定のスクリプトも含めることができます。

Site Recovery Manager では、リカバリ プランをテストできます。レプリケートされたデータの一時的なコピーを使用して、保護サイトとリカバリ サイトで進行中の操作を中断しないようにテストを実行します。

双方向保護

仮想マシンを両方向で保護するには、Site Recovery Manager サイトの単一のペアを使用できます。各サイトは同時に保護サイトとリカバリ サイトに設定できますが、仮想マシンは別々のセットになります。