このトピックでは、Tanzu Kubernetes Grid が Tanzu Kubernetes リリース (TKr) および仮想マシン イメージを使用して、特定の Kubernetes バージョンとオペレーティング システムを持つノードを実行するクラスタを展開する方法について概説します。
さまざまなアプリケーションの実行を効率的かつ信頼性の高い方法でサポートするために、Tanzu Kubernetes Grid (TKG) クラスタをカスタマイズして、そのワーカー ノードおよびその他の仮想マシンをさまざまな Kubernetes バージョン、オペレーティング システム、およびオペレーティング システム (OS) バージョンで実行できます。サポートされている Kubernetes バージョンに対して、VMware は Tanzu Kubernetes リリース (TKr) を公開しています。これは、Kubernetes の特定のパッチ バージョンを、ベース OS の互換性のあるバージョン、さらにクラスタ ノードに必要な追加コンポーネントの互換性のあるバージョンに関連付けるものです。
各 TKr には、さまざまなクラウド インフラストラクチャ上のさまざまな仮想マシン タイプで Kubernetes の特定のパッチ バージョンが動作するために必要となるものがすべて含まれています。また、管理クラスタは TKr を使用して、必要な Kubernetes と OS バージョンを実行するワークロード クラスタを作成します。
TKr を公開する方法、TKG でそれらを使用する方法、サポートされる Kubernetes のバージョンは、管理クラスタの展開オプションによって異なります。
スーパーバイザーを持つ TKG:
kubectl get tanzukubernetesreleases
を使用して使用可能な TKr のリストを更新しますスタンドアローン管理クラスタを持つ TKG:
TanzuKubernetesRelease
オブジェクト
~/.config/tanzu/tkg/bom
ディレクトリの TKr BoM ファイルによって定義されます。tanzu kubernetes-release get
を実行しますスタンドアローン管理クラスタを使用する TKG の場合、VMware のサポートによって配布される TKr は、「ターゲットのオペレーティング システム」の表に示されているように、選択された OS をデフォルトでサポートします。
表にカスタム イメージとしてリストされている追加の OS に基づいてクラスタを作成することもできます。これを行うには、Kubernetes Image Builder を実行し、「マシン イメージのビルド」の説明に従ってカスタム TKr を作成します。
次の表に、Tanzu Kubernetes リリースでサポートされているクラスタ ノードのオペレーティング システムを示します。
vSphere | AWS | Azure | |
---|---|---|---|
TKG とともに配布 | Ubuntu 20.04 Photon OS 3 |
Ubuntu 20.04 Amazon Linux 2 |
Ubuntu 20.04 Ubuntu 18.04 |
カスタム イメージ(詳細は「マシン イメージのビルド」を参照) | Ubuntu 20.04 Ubuntu 18.04 RHEL 8 Photon OS 3 Windows 2019 |
Ubuntu 20.04 Ubuntu 18.04 Amazon Linux 2 |
Ubuntu 20.04 Ubuntu 18.04 |