Application Link ユーティリティは、次のパス名の形式をサポートしています。

  • パス名は、ベースの実行可能ファイルに対する相対パスにすることができます。たとえば、RequiredAppLinks=..SomeDirectory とすると、ベースの実行可能ファイルを c:\MyDir\SubDir\Dependency.exe に展開する場合は、C:\MyDir\SomeDirectory となります。
  • パス名には絶対パス名を使用できます。例として、RequiredAppLinks=C:\SomeDirectory のようになります。
  • パス名には、ネットワーク共有または UNC パスを使用できます。例として、RequiredAppLinks=\\share\somedir\Dependency.exe のようになります。
  • パス名には、ユーザーまたはコンピュータごとに特定の場所に動的に拡張される、システムまたはユーザー環境変数を含めることができます。例として、RequiredAppLinks=%MyEnvironmentVariable%\Package.dat のようになります。

    環境変数を使用することのリスクとして、アプリケーションを起動する前にユーザーが値を変更し、管理者が設定したものとは別に Application Link の依存関係を作成することが考えられます。

  • パス名には、ThinApp フォルダ マクロを含めることができます。例として、RequiredAppLinks=%SystemSystem%\Package.dat のようになります。
  • パス名には、スペースを含めることができます。
  • パス名では、個々のファイル名を区切るセミコロンを使用して、複数のリンクまたは依存関係を指定することができます。例として、RequiredAppLinks=Dependency1.exe; Dependency2.exe; のようになります。
  • パス名では、ファイル名とディレクトリ パスに、アスタリスクとクエリのワイルドカード文字(* および ?)を含めることができます。例として、RequiredAppLinks=WildPath*\WildFilename*.dat のようになります。

    ワイルドカード文字を含むパスがファイル システム内の複数のディレクトリに一致している場合は、それぞれの一致するディレクトリ名が返されます。これにより、追加のパスまたはファイル名の照合が有効になります。

    環境変数と組み合わせて使用されるワイルドカードを使用すると、依存関係のあるアプリケーションに対して、カスタマイズされた強力な再帰検索を実行できます。例として、OptionalAppLinks=%HOMEPATH%\OfficePlugins\*\* のようになります。