Application Link ユーティリティは、共有コンポーネントまたは依存アプリケーションを、別個のパッケージで保持します。Package.ini ファイルでは、OptionalAppLinks および RequiredAppLinks エントリを使用して、エンドユーザー コンピュータのランタイムで ThinApp パッケージを動的に組み合わせることができます。このプロセスにより、コンポーネントを別個にパッケージ化、展開、および更新することが可能になり、アプリケーション仮想化のメリットを保持することができます。

ThinApp は、一度に最大 250 個のパッケージをリンクできます。各パッケージのサイズは任意です。リンクは、パッケージのプライマリ データ コンテナを指す必要があります。

リンクされたパッケージからのサンドボックスの変更は、基本パッケージには表示されません。たとえば、Acrobat Reader をスタンドアローンの仮想パッケージとして、および基本の Firefox アプリケーションにリンクされたパッケージとしてインストールすることができます。仮想パッケージを実行して Acrobat Reader をスタンドアローン アプリケーションとして起動し、環境設定を変更すると、ThinApp によって Acrobat Reader のサンドボックスに変更内容が保存されます。Firefox を起動しても、Firefox は独自のサンドボックスを持っているため、これらの変更を検出できません。Firefox で .pdf ファイルを開くと、スタンドアローンの Acrobat Reader アプリケーション内にある環境設定の変更は反映されません。