IgnoreFolderSecurity パラメータは、特定のフォルダのセキュリティ例外を許可するために使用されます。
ThinApp パッケージからファイルに初めてアクセスするときには、ファイル パスに対応する完全なフォルダ構造がサンドボックスに作成されます。パス内のいずれかのフォルダに、子フォルダの作成を許可しないセキュリティ属性セットがある場合は、IgnoreFolderSecurity パラメータを使用できます。
パラメータの形式は、IgnoreFolderSecurity=foldername1;foldername2 のような、セミコロン区切りのフォルダ名のリストになります。この形式では、foldername はフォルダの名前またはフォルダへの完全パスのいずれかになります。
このパラメータは、Package.ini の General Purpose Parameters
セクションに追加できます。
ここでは、
XYZ がフォルダの名前であり、
C:\abcd が
abcd フォルダへのパス全体を示している例を考えてみます。パラメータの形式は次のとおりです。
IgnoreFolderSecurity=XYZ;C:\abcd
名前の競合を回避するために、完全パスを使用することができます。これは、ThinApp パッケージ内にフォルダ名が同じで、パスが異なる複数のフォルダが存在していて、そのうちの 1 つにのみセキュリティ例外を適用する必要がある場合に適用されます。