ExternalCOMObjects パラメータは、ThinApp とのアプリケーションの互換性を高めるために、Windows が仮想環境ではなく物理環境で COM オブジェクトを作成して実行するかどうかを指定します。

仮想環境の外部にある COM オブジェクトは、常に物理環境で実行されます。

ThinApp は、仮想環境で COM オブジェクトを作成および実行する ExternalCOMObjects パラメータの初期値を設定します。

COM は、プロセス外の実行可能なサーバおよびサービスベースの COM オブジェクトをサポートします。アプリケーションがホスト コンピュータで変更を生成する COM オブジェクトを作成できる場合、ホスト コンピュータの整合性が損なわれるおそれがあります。ThinApp は、仮想環境でプロセス外とサービスベースの COM オブジェクトを実行する場合、COM オブジェクトが行ったすべての変更をサンドボックスに保存します。

キャプチャ プロセスでは、このパラメータは生成されません。このパラメータは、 [BuildOptions] セクションの Package.ini ファイルに追加できます。

仮想環境外での COM オブジェクトの実行

VMware サポートを利用して問題のトラブルシューティングを行い、アプリケーションが ThinApp と互換性のない COM オブジェクトを実装していることが判明した場合は、仮想環境外で COM オブジェクトを実行するように ExternalCOMObjects パラメータを変更することができます。

CLSID キーをリストすることができます。

[BuildOptions]
ExternalCOMObjects={8BC3F05E-D86B-11D0-A075-00C04FB68820};{7D096C5F-AC08-4F1F-BEB7-5C22C517CE39}