ファイルがパッケージの外部に存在する場合でも、ForcedVirtualLoadPaths パラメータにより、ThinApp が DLL ファイルを仮想 DLL ファイルとしてロードするように指示できます。このパラメータは、パッケージ内にある DLL ファイルに依存する外部システム DLL ファイルをアプリケーションがロードする必要がある場合に便利です。
DLL パスには、マクロを含めることができます。複数のパスを入力する場合は、セミコロンで区切ります。
このパラメータは、AddForcedVirtualLoadPath API 関数と同じ結果を実現します。を参照してください。
ThinApp に対する仮想環境での DLL のロードの強制
外部 DLL ファイルに依存するアプリケーションがある場合に、ForcedVirtualLoadPaths パラメータを変更できます。
Microsoft Outlook を含めない Microsoft Office をキャプチャし、Microsoft Outlook のネイティブ バージョンがローカル システムに存在する場合、Microsoft Outlook とともにインストールされるネイティブ envelope.dll ファイルは仮想環境で ThinApp によってロードされる mso.dll ファイルに依存するため、Microsoft Excel の仮想バージョンから E メールを送信することはできません。ThinApp が envelope.dll ファイルをネイティブ環境ではなく仮想環境にロードするように強制できます。
[BuildOptions] ForcedVirtualLoadPaths=%ProgramFilesDir%\Microsoft Office\Office10\envelope.dll