VMware Identity Manager クラスタ内のノードを一度に 1 つずつアップグレードします。アップグレードのタイミングは、アップグレード中に発生するダウンタイムを考慮して計画してください。

VMware Identity Manager 展開でのロード バランシングの実装方法はさまざまであり、実行する手順に影響します。
注: ロード バランシングの目的で、これ以降ドキュメントで引用されている VMware Workspace ONE AccessVMware Identity Manager は相互に置き換え可能であると考えてください。

一般的なロード バランシングの情報については、3.3 バージョンの『VMware Identity Manager for Linux のインストールと構成』ガイドのロード バランサまたはリバース プロキシを使用して VMware Identity Manager への外部アクセスを有効にするのトピックなどを参照してください。

VMware NSX-T™ または VMware NSX® for vSphere® に固有のロード バランシング情報については、ガイダンスとして、以下の対応する VMware Validated Design™ ドキュメントを参照してください。

前提条件

クラスタの要件を満たしていることを確認します。 クラスタの証明書要件 を参照してください。

手順

  1. データベースと VMware Identity Managerノードのスナップショットを取得します。
  2. データベースのタイプに応じて、ロード バランサから適切なノードを削除します。
    • 内部 PostgreSQL データベース。データベース マスター ノードを変更せずに、ロードバランサからレプリカ ノードを削除します。
    • Microsoft SQL データベース。1 つを残してすべてのノードをロード バランサから削除します。
  3. VMware vRealize Suite Lifecycle Manager でアップグレードする場合は、ロード バランサの健全性モニタを無効にします。
  4. ロード バランサに接続されているノードをアップグレードします。
    VMware Identity Manager のオンライン アップグレードまたは VMware Identity Manager のオフライン アップグレードで説明されている、オンラインまたはオフラインのアップグレード プロセスに従います。
    重要: アップグレードのプロセスではダウンタイムが発生することを考慮してください。
  5. ノードをアップグレードした後、ロード バランサに接続したままにしておきます。
    この接続によって、他のノードのアップグレード中でも VMware Identity Manager サービスが利用可能になります。
  6. 他のノードを一度に 1 つずつアップグレードします。
  7. ノードがすべてアップグレードされたら、ロード バランサに再度追加します。