暗号化された PPKG を作成した後、Windows 10 の OOBE (Out-Of-Box Experience) を使用して、パッケージをデバイスに追加できます。この方法では、初期デバイスのセットアップ中に構成とアプリケーションがインストールされます。

前提条件

  • Workspace ONE UEM Console で、暗号化された PPKG を作成します。詳細は、Windows 10 デバイス用のプロビジョニング パッケージの作成 を参照してください。
  • PPKG を Windows 10 デバイスに転送するには、USB ドライブが必要です。USB ドライブは、NTFS または FAT32 でフォーマットされている必要があります。

手順

  1. [デバイス] > [ライフサイクル] > [代理セットアップ] > [Windows] の順に進みます。
  2. 暗号化されたパッケージを見つけ、[暗号化されたパッケージをダウンロード] を選択します。
  3. PPKG を USB ドライブのルートに保存します。
    PPKG をサブフォルダに保存すると、OOBE はファイルを検出できません。
  4. プロビジョニングする Windows 10 デバイスで、OOBE (Out-Of-Box Experience) の [Select your Region] で USB ドライブを挿入します。
    複数の PPKG を USB デバイスに保存すると、Windows から適用する PPKG を選択するように求められます。PPKG を選択すると、Windows は自動的に検出して PPKG の処理を開始します。
  5. プロンプトが表示されたら、PPKG の暗号化に使用したパスワードを入力します。
  6. アプリケーション インストールの進行状況を確認したい場合は、[Shift + F10] キーを押して cmd ウィンドウを起動させ、[Alt + Tab] キーを押してプロビジョニング ツールを選択します。

結果

OOBE プロセスにより、PPKG が実行され、パッケージに含まれる構成とアプリケーションがインストールされます。このワークフローは、各自の PPKG の内容に基づいて変更されます。
  • PPKG に構成が含まれていない場合は、プロセスが完了すると [Select your Region(地域を選択)] に戻って、OOBE プロセスが完了します。
  • PPKG に構成を含めている場合は、Windows によって自動的に Sysprep が実行され、デバイスが再起動されます。デバイスの再起動後、Windows はデバイスのセットアップを各自の構成に基づいて完了させます。セットアップの完了後、Workspace ONE Intelligent Hub が実行されて、デバイスの登録が完了します。