Windows 10 デバイス用のプロビジョニング パッケージを作成することで、Dell Provisioning for VMware Workspace ONE での使用または、自分でデバイスにインストールするための暗号化された PPKG として使用することができます。このパッケージには、Windows 10 デバイス用の構成ファイルとアプリケーションが含まれています。

前提条件

Dell Provisioning for VMware Workspace ONE の要件を満たします。詳細は、Dell Provisioning for VMware Workspace ONE要件 を参照してください。

手順

  1. [デバイス] > [ライフサイクル] > [代理セットアップ] > [Windows] の順に進み、[新規] を選択します。
  2. [プロビジョニング パッケージ名][説明] を含む全般設定と、パッケージの [管理元] であるスマート グループを含む設定を入力します。
  3. [次へ] を選択します。
  4. オンボード方式を選択します。Dell Provisioning for VMware Workspace ONE 用の PPKG を作成するには、[Dell 工場出荷時のプロビジョニング] を選択します。自分で使用するための暗号化された PPKG を作成するには、[暗号化された PPKG ] を選択します。[次へ] を選択します。
  5. [構成] 設定を構成します。表示される設定は、選択した [Active Directory タイプ] によって異なります。設定を構成するときに、次の情報を考慮してください。
    設定 説明
    ドメイン ユーザー名 ドメイン参加権限を持つユーザー名を入力します。この設定は、[Active Directory タイプ][オンプレミスの AD 参加] に設定した場合に表示されます。
    注: この情報は、XML ファイルにプレーン テキストで保存されます。このファイルは常に保護し、保護されていない接続では送信しないでください。
    ドメイン パスワード ドメイン参加ユーザーのパスワードを入力します。この設定は、[Active Directory タイプ][オンプレミスの AD 参加] に設定した場合に表示されます。
    注: この情報は、XML ファイルにプレーン テキストで保存されます。このファイルは常に保護し、保護されていない接続では送信しないでください。
    AD 組織ユニット (OU) AD の組織ユニットを入力します。

    OU は正しい形式に従う必要があります。

    OU=,OU=,DC=Company,DC=com

    この設定は、[Active Directory タイプ][オンプレミスの AD 参加] に設定した場合に表示されます。

    ワークグループ クライアントが参加するワークグループの名前を入力します。

    ワークグループ名は 15 文字以下にする必要があります。

    この設定は、[Active Directory タイプ][ワークグループ] に設定した場合に表示されます。

    プロダクトキー Windows 10 のプロダクト キーを入力します。

    正しい形式に従う必要があります。

    12345-54CDE-XYZ78-ONM98-456TY
    管理者にする Workspace ONE 加入を自動的に開始するには、ローカル ユーザー アカウントを管理者にする必要があります。

    OOBE 中に、加入資格情報の入力を求めるプロンプトをデバイスがユーザーに表示します。

    この設定は、[Active Directory タイプ][ワークグループ] または [Azure AD] に設定した場合に表示されます。

    コンピュータ名 工場から出荷されるすべてのシステムに一意の名前が付けられるように、コンピュータ名はデフォルトでランダムに生成されます。

    命名規則を作成するには、[登録済み所有者] および [登録済み組織] の設定を使用します。コンピュータ名は、[登録済み組織] または [登録済み所有者] から最初の 7 文字をプレフィックスとして取得し、最大 15 文字までの残りの文字をランダム化します。

    Windows 10 コンシューマ アプリの削除 [はい] を選択すると、Windows 10 にコンシューマ アプリが表示されないようになります。

    この設定は、Windows 10 Enterprise または Education でのみサポートされます。Windows 10 Enterprise または Education のキーを入力する必要があります。

    追加の同期コマンド Windows セットアップ プロセスの最後に、ユーザーがログインする前に自動的に実行されるコマンドを追加します。
    最初のログオン コマンド 初めてユーザーがログインするときに自動的に実行されるコマンドを追加します。

    この設定は、ユーザーがローカル管理者特権を持っていることを必要とします。

    加入サーバ Workspace ONE UEM 加入サーバの URL を入力します。

    加入 URL を検索するには、Workspace ONE UEM Console[グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [高度な設定] > [サイト URL] の順に進みます。

    この設定は、[Active Directory タイプ][オンプレミスの AD 参加] または [ワークグループ] に設定した場合に表示されます。

    代理セットアップ アカウント 代理セットアップ アカウントのユーザー名を入力します。

    このユーザー名を検索するには、Workspace ONE UEM Console[グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [Windows] > [Windows デスクトップ] > [代理セットアップとプロビジョニング] の順に進みます。

    この設定は、[Active Directory タイプ][オンプレミスの AD 参加] または [ワークグループ] に設定した場合に表示されます。

    デバイスサービス URL デバイス サービスの URL を入力します。

    デバイス サービスの URL を検索するには、Workspace ONE UEM Console[グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [高度な設定] > [サイト URL] の順に進みます。

    この設定は、[Active Directory タイプ][Azure AD - プレミアムなし] に設定した場合に表示されます。

  6. [次へ] を選択します。
  7. プロビジョニング パッケージに含めるアプリケーションを選択します。表示されるアプリケーションは、[全般設定] の手順中に設定されたスマート グループで使用できるアプリケーションです。
    この画面には、ソフトウェア配布によって認識された Win32 アプリケーションのみが表示されます。

    ユーザー コンテキスト アプリケーションは、デバイス コンテキスト アプリケーションとは動作が異なります。プロビジョニング パッケージは、デバイス コンテキスト アプリケーションを工場でインストールしますが、ユーザー コンテキスト アプリケーションはユーザーが初めてログインするときにインストールされます。これらのアプリケーションは、ソフトウェア配布を使用してインストールします。

  8. アプリで変換とパッチ(MST ファイルと MSP ファイル)が必要な場合は、[矢印] アイコンを選択して 矢印アイコンを示す画像 必要な変換とパッチを追加します。プロビジョニング パッケージを作成する前に、[アプリケーションの編集] モーダルからこれらの変換を追加する必要があります。
  9. [次へ] を選択します。
  10. 概要を確認し、プロビジョニング パッケージをエクスポートするか、テンプレートとして保存します。
    1. プロビジョニング パッケージをエクスポートするには、[保存してエクスポート] を選択します。
    2. パッケージをテンプレートとして保存するには、[保存] を選択します。テンプレートは、PPKG ファイルを作成しませんが、後で作成およびエクスポートに使用するために設定を保存します。テンプレートは、下書きステータスで Windows のリスト表示に表示されます。
    一度に保存できるプロビジョニング パッケージ PPKG は 1 個のみです。

結果

Workspace ONE UEM はパッケージをエクスポートするか、テンプレートを保存します。

プロビジョニング パッケージの作成後に設定を変更する場合は、既存のパッケージを編集するか、テンプレートをエクスポートする必要があります。作成プロセスを繰り返して、パッケージを Dell 構成サービスに再度送信します。新しい PPKG テンプレートをエクスポートすると、現在ダウンロード可能なすべての PPKG が上書きされます。