Windows 10 デバイス向けの複数の Workspace ONE Drop Ship Provisioning 製品から選択します。デバイスのプロビジョニングは、デバイスにアプリや構成を適用することで、エンド ユーザーを支援します(これにより、ユーザーがアプリや構成を適用する必要なくなるため)。VMware Workspace ONE Provisioning Tool を使用して、Workspace ONE Drop Ship(オフラインおよびオンライン)構成ファイルをテストします。テストを実行するためのツールとコマンド ライン アクションを構成する設定を使用します。また、ツールの問題のトラブルシューティングに役立てるためのログの収集も可能です。

Workspace ONE Drop Ship Provisioning のタイプ

現在多くの従業員がリモート ワークに移行しているため、企業は Windows コンピュータの効率的な導入環境をリモート ワーカーに提供する必要があります。 Workspace ONE UEM は、従来のオフィスに常駐していないユーザーに対し、リモート Windows デスクトップ (Windows 10) デバイスをプロビジョニングするためのさまざまな方法を提供します。
  • Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オフライン) を使用すると、デバイスに事前にロードされているすべてのアプリとともに、プロビジョニング パッケージ (PPKG) をメーカーに送信できます。PPKG および unattend.xml 構成ファイルを作成したら、Workspace ONE UEM でテンプレートとパッケージを編集および削除できます。
  • アプリケーションと構成を、現在のユーザーおよび承認された企業に送信する場合は、Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オンライン) を使用します。

    Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オンライン) によって、PPKG を作成してハードウェア メーカーと共有する必要がなくなります。ペイロードを Workspace ONE UEM Console 内のタグに割り当て、その Workspace ONE UEM タグを使用してハードウェア メーカーに発注するだけです。

VMware Workspace ONE Provisioning Tool のインストール コマンド

VMware Workspace ONE Provisioning Tool MSI をインストールするには、次のコマンドを使用して実行します。
msiexec /a VMwareWS1ProvisioningTool.msi /qb TARGETDIR="{target directory}\VMwareWS1ProvisioningTool"

VMware Workspace ONE Provisioning Tool のコマンドライン アクション

コマンドライン アクションを使用して、テストを実行することができます。

表 1. VMware Workspace ONE Provisioning Tool のコマンドライン アクション
コマンドライン アクション 説明
-a、--action 必須。実行するアクション(「アプリのみ」、「完全」、または「追跡のみ」)。
-g、--gui GUI を使用してアプリケーションを実行します。

デフォルトは false です。

-k 完全なプロセスが適用された後、Sysprep を延期します。

PPKG が適用された後、Sysprep をすぐに起動せずにデバイスで追加のアクションを実行したい場合は、Sysprep を延期できます。

-l、--autologin 再起動後に自動ログインを有効にします。

デフォルトは false です。

-n、--username 自動ログイン用のユーザー名。
-p、--ppkg 必須。PPKG ファイル パス。
-q、--quit Sysprep がコマンドの実行を完了した後、デバイスを再起動またはシャットダウンせずに Sysprep ツールを閉じます。
-r、--reboot Sysprep 実行後にコンピュータを再起動します。このオプションを使用すると、コンピュータを監査し、最初の実行エクスペリエンスが正しく動作することを確認できます。オプションが指定されていない場合、ツールはデフォルトで再起動します。
-s、--shutdown Sysprep コマンドの実行終了後に、コンピュータをシャットダウンします。
-u、--unattend Unattend XML ファイル パス。
-w、--password 自動ログイン用のパスワード。
--help ヘルプ画面を表示します。
--version バージョン情報を表示します。
アクションの実行後、終了コードが表示されます。これらのコードは、アクションの結果を報告します。終了コードは次のとおりです。
  • 0 - 成功
  • 1 - 失敗
  • 2 - 再起動が必要
  • 3 - タイムアウト
いくつかの例を示します。
  • ヘルプ画面を表示:
    VMwareWS1ProvisioningTool --help
  • アプリのみを適用 (PPKG):
     VMwareWS1ProvisioningTool -a appsonly -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg"
  • 完全なプロセスを適用(PPKG と XML)- 最後にシステムをシャットダウン:
    VMwareWS1ProvisioningTool -a full -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg" -u "C:\MyAnswer.xml" -s
  • 完全なプロセスを適用(PPKG と XML)- 最後にシステムを再起動:
    VMwareWS1ProvisioningTool -a full -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg" -u "C:\MyAnswer.xml" -r
  • GUI を使用したアプリケーション キューのみを追跡:
    VMwareWS1ProvisioningTool -a trackonly --gui
  • 自動ログインが有効になっている GUI を使用して、アプリケーション キューを追跡:
    VMwareWS1ProvisioningTool -a trackonly --gui --autologin -n myuser -w mypassword

VMware Workspace ONE Provisioning Tool 構成オプション

必要に応じて、VMware Workspace ONE Provisioning Tool の構成設定を変更できます。設定を変更するには、VMwareWS1ProvisioningTool.exe.config ファイルを編集する必要があります。

構成ファイルには、 VMware Workspace ONE Provisioning Tool の実行を制御する設定が含まれています。検討材料として、一般的に使用される設定をいくつか示します。構成ファイルには、その他にも設定があります。次の設定がニーズに適合しているかを確認してください。
表 2. VMware Workspace ONE Provisioning Tool 構成設定
設定 説明
loggingConfiguration ファイル パス、ログ収集レベル、ファイル サイズ、およびアーカイブ ファイルの最大数を入力します。

level= の値によってログ レベルが制御されます。既定値は "Information" です。トラブルシューティングでは、レベルを "Verbose" に変更することをお勧めします。

"TimeoutMinutes" ツールが PPKG を適用するとき、タイムアウトになる時間を分単位で入力します。この値は 90 分未満にとどめておくことをお勧めします。
"RefreshRateSeconds" PPKG のインストールの進行状況をツールが更新する頻度を秒単位で入力します。
"BitLockerDecryptionTimeoutMinutes" BitLocker 復号化が完了するまでツールが待機するタイムアウトの時間を分単位で入力します。
"UnattendXmlCleanup" True に設定すると、デバイスの代理セットアップ後にソース Unattended XML ファイルがシステム ドライブから削除されます。デバイスに Unattended XML が存在しない場合、ファイルのコピーのみが行われます。
v2.2 で追加された "PpkgCleanup" true に設定すると、指定したクリーンアップ ファイル パス内のすべての PPKG ファイルが削除されます。
v2.2 で追加された "PpkgCleanupPath" 代理セットアップ後に PPKG をクリーンアップするファイル パスを入力します。PPKG 拡張子を持つあらゆるファイルが削除されます。

PPKG 最終サマリ ログの読み取り

VMware Workspace ONE Provisioning Tool でデバイスへの PPKG の適用が完了すると、サマリ ログが生成されます。ログは、C:\ProgramData\Airwatch\UnifiedAgent\Logs\PPKGFinalSummary.log で確認できます。これらのログは、トラブルシューティングに役立ちます。デバイスのプロビジョニングで問題が発生した場合、これらのログを Dell が求める場合があります。

ログには、OS の詳細、クライアント ネットワークの詳細、デバイスのモデルと製造元、PPKG の詳細などの重要な情報が含まれています。デバイスを監査モードに設定していない場合、プロセスが失敗した原因のトラブルシューティングに役立つメモがログに記録されます。また、処理中にツールに表示されるステータス更新のログも確認できます。

障害のトラブルシューティング用のログ

VMware Workspace ONE Provisioning Tool は、ツール障害が発生した後に情報を収集します。ツールはログを収集し、Users\<username>\AppData\Local\Temp\Diagnostics にある、マシン ユーザーの [Diagnostics] フォルダに保存します。

ツールは、下記のログを収集します。
  • マシンの C:\ProgramData\Airwatch\UnifiedAgent\Logs にある、[PPKGFinalSummary.log] ファイルを含む [Logs] フォルダの ZIP。
  • マシンの C:\ProgramData\AwProvAgent にある [AwProvAgent] フォルダの ZIP。
  • マシンの C:\ProgramData\VMware にある [VMware] フォルダの ZIP。
  • マシンの C:\ProgramData\AirWatchMDM\Support にある [Support] フォルダの ZIP。
  • マシンの C:\ProgramData\AirWatchMDM\Support\WINDIR\system32\AirWatchMDM.tmf にある [AirWatchMDM.tmf] ファイル。
ツールは、レジストリ キーと値をマシンから収集します。
  • HKLM\SOFTWARE\AIRWATCH
  • HKML\SOFTWARE\AirWatchMDM
  • HKLM\SOFTWARE\Microsoft\EnterpriseDesktopAppManagement
  • HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Provisioning\OMADM\Accounts
  • HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Provisioning\OMADM\MDMDeviceID
ツールは、下記のサービスのイベント ログ ファイルをツールの [イベント ビューア] で収集します。
  • ビューアの [イベント ビューア] > [アプリケーションとサービスのログ] > [AirWatch] にある [AirWatch] イベント ファイル。
  • ビューアの [イベント ビューア] > [アプリケーションとサービスのログ] > [AirWatch-プロビジョニング エージェント] > [使用可能] にある [プロビジョニング サービス] イベント ファイル。
  • ビューアの [イベント ビューア] > [アプリケーションとサービスのログ] > [Microsoft] > [Windows] > [デバイス管理-エンタープライズ-診断-プロバイダ] > [管理者] にある [デバイス管理] イベント ファイル。