Windows デバイス向けの複数の Workspace ONE Drop Ship Provisioning 製品から選択します。デバイスのプロビジョニングは、デバイスにアプリや構成を適用することで、エンド ユーザーを支援します(これにより、ユーザーがアプリや構成を適用する必要なくなるため)。VMware Workspace ONE Provisioning Tool を使用して、Workspace ONE Drop Ship(オフラインおよびオンライン)構成ファイルをテストします。テストを実行するためのツールとコマンド ライン アクションを構成する設定を使用します。また、ツールの問題のトラブルシューティングに役立てるためのログの収集も可能です。
Workspace ONE Drop Ship Provisioning のタイプ
- Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オフライン) を使用すると、デバイスに事前にロードされているすべてのアプリとともに、プロビジョニング パッケージ (PPKG) をメーカーに送信できます。PPKG および unattend.xml 構成ファイルを作成したら、Workspace ONE UEM でテンプレートとパッケージを編集および削除できます。
- アプリケーションと構成を、現在のユーザーおよび承認された企業に送信する場合は、Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オンライン) を使用します。
Workspace ONE Drop Ship Provisioning(オンライン) によって、PPKG を作成してハードウェア メーカーと共有する必要がなくなります。ペイロードを Workspace ONE UEM Console 内のタグに割り当て、その Workspace ONE UEM タグを使用してハードウェア メーカーに発注するだけです。
VMware Workspace ONE Provisioning Tool のインストール コマンド
msiexec /a VMwareWS1ProvisioningTool.msi /qb TARGETDIR="{target directory}\VMwareWS1ProvisioningTool"
VMware Workspace ONE Provisioning Tool のコマンドライン アクション
コマンドライン アクションを使用して、テストを実行することができます。
コマンドライン アクション | 説明 |
---|---|
-a、--action | 必須。実行するアクション(「アプリのみ」、「完全」、または「追跡のみ」)。 |
-g、--gui | GUI を使用してアプリケーションを実行します。 デフォルトは |
-k | 完全なプロセスが適用された後、Sysprep を延期します。 PPKG が適用された後、Sysprep をすぐに起動せずにデバイスで追加のアクションを実行したい場合は、Sysprep を延期できます。 |
-l、--autologin | 再起動後に自動ログインを有効にします。 デフォルトは |
-n、--username | 自動ログイン用のユーザー名。 |
-p、--ppkg | 必須。PPKG ファイル パス。 |
-q、--quit | Sysprep がコマンドの実行を完了した後、デバイスを再起動またはシャットダウンせずに Sysprep ツールを閉じます。 |
-r、--reboot | Sysprep 実行後にコンピュータを再起動します。このオプションを使用すると、コンピュータを監査し、最初の実行エクスペリエンスが正しく動作することを確認できます。オプションが指定されていない場合、ツールはデフォルトで再起動します。 |
-s、--shutdown | Sysprep コマンドの実行終了後に、コンピュータをシャットダウンします。 |
-t、--timeout | TrackOnly モードのタイムアウトを分単位で追加します。 |
-u、--unattend | Unattend XML ファイル パス。 |
-w、--password | 自動ログイン用のパスワード。 |
--help | ヘルプ画面を表示します。 |
--version | バージョン情報を表示します。 |
- 0 - 成功
- 1 - 失敗
- 2 - 再起動が必要
- 3 - タイムアウト
- ヘルプ画面を表示:
VMwareWS1ProvisioningTool --help
- アプリのみを適用 (PPKG):
VMwareWS1ProvisioningTool -a appsonly -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg"
- 完全なプロセスを適用(PPKG と XML)- 最後にシステムをシャットダウン:
VMwareWS1ProvisioningTool -a full -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg" -u "C:\MyAnswer.xml" -s
- 完全なプロセスを適用(PPKG と XML)- 最後にシステムを再起動:
VMwareWS1ProvisioningTool -a full -p "C:\MyProvisioningPackage.ppkg" -u "C:\MyAnswer.xml" -r
- GUI を使用したアプリケーション キューのみを追跡:
VMwareWS1ProvisioningTool -a trackonly --gui
- 自動ログインが有効になっている GUI を使用して、アプリケーション キューを追跡:
VMwareWS1ProvisioningTool -a trackonly --gui --autologin -n myuser -w mypassword
VMware Workspace ONE Provisioning Tool 構成オプション
必要に応じて、VMware Workspace ONE Provisioning Tool の構成設定を変更できます。設定を変更するには、VMwareWS1ProvisioningTool.exe.config ファイルを編集する必要があります。
設定 | 説明 |
---|---|
loggingConfiguration |
ファイル パス、ログ収集レベル、ファイル サイズ、およびアーカイブ ファイルの最大数を入力します。
|
"TimeoutMinutes" |
ツールが PPKG を適用するとき、タイムアウトになる時間を分単位で入力します。この値は 90 分未満にとどめておくことをお勧めします。 |
"RefreshRateSeconds" |
PPKG のインストールの進行状況をツールが更新する頻度を秒単位で入力します。 |
"BitLockerDecryptionTimeoutMinutes" |
BitLocker 復号化が完了するまでツールが待機するタイムアウトの時間を分単位で入力します。 |
"UnattendXmlCleanup" |
True に設定すると、デバイスの代理セットアップ後にソース Unattended XML ファイルがシステム ドライブから削除されます。デバイスに Unattended XML が存在しない場合、ファイルのコピーのみが行われます。 |
v2.2 で追加された "PpkgCleanup" |
true に設定すると、指定したクリーンアップ ファイル パス内のすべての PPKG ファイルが削除されます。 |
v2.2 で追加された "PpkgCleanupPath" |
代理セットアップ後に PPKG をクリーンアップするファイル パスを入力します。PPKG 拡張子を持つあらゆるファイルが削除されます。 |
PPKG 最終サマリ ログの読み取り
VMware Workspace ONE Provisioning Tool でデバイスへの PPKG の適用が完了すると、サマリ ログが生成されます。ログは、C:\ProgramData\Airwatch\UnifiedAgent\Logs\PPKGFinalSummary.log で確認できます。これらのログは、トラブルシューティングに役立ちます。デバイスのプロビジョニングで問題が発生した場合、これらのログを Dell が求める場合があります。
ログには、OS の詳細、クライアント ネットワークの詳細、デバイスのモデルと製造元、PPKG の詳細などの重要な情報が含まれています。デバイスを監査モードに設定していない場合、プロセスが失敗した原因のトラブルシューティングに役立つメモがログに記録されます。また、処理中にツールに表示されるステータス更新のログも確認できます。
障害のトラブルシューティング用のログ
VMware Workspace ONE Provisioning Tool は、ツール障害が発生した後に情報を収集します。ツールはログを収集し、Users\<username>\AppData\Local\Temp\Diagnostics にある、マシン ユーザーの [Diagnostics] フォルダに保存します。
- マシンの C:\ProgramData\Airwatch\UnifiedAgent\Logs にある、[PPKGFinalSummary.log] ファイルを含む [Logs] フォルダの ZIP。
- マシンの C:\ProgramData\AwProvAgent にある [AwProvAgent] フォルダの ZIP。
- マシンの C:\ProgramData\VMware にある [VMware] フォルダの ZIP。
- マシンの C:\ProgramData\AirWatchMDM\Support にある [Support] フォルダの ZIP。
- マシンの C:\ProgramData\AirWatchMDM\Support\WINDIR\system32\AirWatchMDM.tmf にある [AirWatchMDM.tmf] ファイル。
- HKLM\SOFTWARE\AIRWATCH
- HKML\SOFTWARE\AirWatchMDM
- HKLM\SOFTWARE\Microsoft\EnterpriseDesktopAppManagement
- HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Provisioning\OMADM\Accounts
- HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Provisioning\OMADM\MDMDeviceID
- ビューアの [AirWatch] イベント ファイル。 にある
- ビューアの [プロビジョニング サービス] イベント ファイル。 にある
- ビューアの [デバイス管理] イベント ファイル。 にある