Workspace ONE UEM コンソールで社内アプリケーションをローカル ファイルとしてアップロードすることで、デバイス全体に社内アプリケーションを展開できます。

  1. [リソース] > [アプリ] > [ネイティブ] > [社内] の順に進み、 [追加] > [アプリケーション ファイル]を選択します。

  2. [アップロード] を選択し、[ファイルの選択] を選択します。システム上のアプリケーション ファイルを参照します。アップロードする .dmg、.pkg、または .mpkg ファイルを選択します。
  3. 必要なアプリケーション メタデータ ファイル (.plist) をアップロードします。

    メタデータ ファイルを作成するには、VMware Workspace ONE UEM Admin Assistant ツールを macOS コンピュータにダウンロードしてインストールします。

  4. [画像] タブに入力します。
    設定 説明
    モバイル画像 モバイル デバイスの AirWatch Catalog に表示するアプリケーション画像をアップロードまたはドラッグします。
    タブレットの画像 タブレットの AirWatch Catalog に表示するアプリケーション画像をアップロードまたはドラッグします。
    アイコン アプリケーションのアイコンとして AirWatch Catalog に表示するアプリケーション画像をアップロードまたはドラッグします。
  5. アプリケーションのインストール、アンインストール、および検証を実行するための [スクリプト] 設定を構成します。インストール前スクリプトとインストール後スクリプトを指定することで、アプリケーションやソフトウェアを再パックしなくても、追加の構成タスクを実行したり、追加のアイテムをインストールしたりすることができます。スクリプトを貼り付けると Workspace ONE UEM によって形式が変更され、Munki で使用できるようになります。
    設定 説明
    インストール前スクリプト インストール前に実行するインストール前スクリプトを定義します。
    インストール後スクリプト 正常にインストールした後に実行するインストール後スクリプトを定義します。
    アンインストール前スクリプト アンインストール前に実行するアンインストール前スクリプトを定義します。
    アンインストール方法

    アンインストール方法をドロップダウンから選択し、その動作をカスタマイズします。以下のようなオプションがあります。

    • [パッケージを削除]
    • [コピー済みアイテムを削除]
    • [アプリを削除]
    • [アンインストール用スクリプト]
    アンインストール後スクリプト 正常にアンインストールした後に実行するアンインストール後スクリプトを定義します。
    注:
    インストール前スクリプトが失敗した場合はインストールがキャンセルされます。インストール後スクリプトが失敗した場合はエラーがログに記録されますが、インストールは完了と見なされます。
    一部のソフトウェアでは、正常なインストールまたはアンインストールの要件を正確に定義する必要があります。Munki では、インストールまたはアンインストール検査用スクリプトを設定することで、ソフトウェアを構成できます。
    インストール検査用スクリプト このスクリプトが存在する場合は実行されて、アプリケーションをインストールする必要があるかどうかが判断されます。リターン コード 0 はインストールが必要であることを意味し、その他のリターン コードではインストールがスキップされます。
    アンインストール検査用スクリプト このスクリプトが存在する場合は実行されて、アプリケーションをアンインストールする必要があるかどうかが判断されます。リターン コード 0 はアンインストールが必要であることを意味し、その他のリターン コードではアンインストールがスキップされます。
  6. [展開] タブを構成します。
    設定 説明
    ブロッキング

    [ブロッキング アプリケーション] のアクティベーションを行って、管理対象の macOS アプリケーションのクリーン インストールをブロックする可能性があるアプリケーションまたはプロセスを定義します。

    保存する前に予期せず終了しないように、インストール前に閉じる必要がある定義済みのアプリケーション。またエンド ユーザーは、定義済みのアプリケーションを終了するように、デバイス上で VMware Workspace ONE Intelligent Hub から通知されます。

    ブロッキング動作を上書きしてインストールを続行するには、[ブロッキング アプリケーション] のアクティベーションの解除を行います。インストールをブロックするアプリが開いている場合は、自動的に閉じられます。

    閉じる必要があるブロッキング アプリケーションをリストします。アプリは /Applications/ フォルダにある場合、アプリ名で定義でき、パスは自動的に検出されます。たとえば、「Firefox」または「Firefox.app」のようにします。

    オプションで、フル パスを使用してプロセスを正確に指定できますが、エンド ユーザーがそのアプリを簡単に終了できない場合は推奨されません。したがって、ユーザー インターフェイスを持たないバックグラウンド アプリやヘルパー アプリはブロックしないでください。

    再起動アクション

    アプリケーションの再起動アクションを選択します。使用可能なアクションは次のとおりです。

    • [なし]
    • [シャットダウンが必要]
    • [再起動が必要]
    • [推奨再起動]
    • [ログアウトが必要]
    コンディション アプリケーションをデバイスにインストールするコンディションを定義します。
    必要な状態管理

    現在 macOS ソフトウェアをインストールする際に、管理者にはビジネス ニーズに基づいて必要な状態管理の設定のアクティベーションまたはアクティベーションの解除を行うことができます。必要な状態管理は、macOS ソフトウェアのインストール中にアプリケーション管理を強制するために既定で有効になっています。

    アクティベーション済みの場合、エンド ユーザーがアプリを削除すると、次回の Hub 同期時にそのアプリケーションが自動的に再インストールされます。

    アクティベーション解除済みの場合、エンド ユーザーがアプリを削除すると、Workspace ONE UEM console またはカタログからプッシュされた場合を除き、アプリケーションは自動的に再インストールされません。

  7. [利用規約] タブを構成します。
  8. 利用規約には、アプリケーションの使用上の注意事項が明記されています。アプリケーションがデバイスにプッシュされると、ユーザーに利用規約が表示されます。アプリケーションを使用するためには規約に同意する必要があります。同意しない場合、ユーザーは該当アプリにはアクセスできません。
  9. [保存して割り当て] を選択します。

macOS ソフトウェア配布スクリプトを使用して追加の構成を行う

Console の [アプリケーションを追加] または [アプリケーションを編集] 画面にある [スクリプト] セクションで、macOS のソフトウェア配布スクリプトを使用して、追加の構成やタスクの検証を実行します。

スクリプトを挿入することで、次の操作を実行できます。

  • インストール前スクリプトを使用することでインストーラの再パックを回避する。
  • 追加の構成をスクリプトで処理することでインストール後のユーザー プロンプトを回避する。
  • 検証を実行する。
  • アンインストールをカスタマイズする。

次の表に、各スクリプト タイプの終了コードの動作を示します。

スクリプト タイプ 終了コード 0 の動作 その他の終了コードの動作
インストール前 インストールを続行する インストールをスキップする
インストール後 正常にインストール済み 警告ありで正常にインストール済み
アンインストール前 アンインストールを続行する アンインストールをスキップする
アンインストール後 正常にアンインストール済み 警告ありで正常にアンインストール済み
インストール検査用スクリプト インストールが必要 インストールをスキップする
アンインストール検査用スクリプト アンインストールが必要 アンインストールをスキップする

macOS ソフトウェア配布コンディション

macOS ソフトウェア配布コンディションは、インストールの適用性を判断するために統合オープンソース Munki ライブラリによって提供される、属性のセットです。コンディションはアプリケーションごとのレベルで定義され、ソフトウェアがダウンロードおよびインストールされる前に評価されます。

Munki では、いくつかの組み込みのコンディションがサポートされています。

コンディションは次の形式で記述されます。

machine_type == "laptop" AND os_vers BEGINSWITH "10.7"

条件付き比較属性

属性 タイプ 説明 比較の例
hostname String Hostname hostname=="Lobby imac"
arch String プロセッサ アーキテクチャ。例:'powerpc'、'i386'、'x86_64' arch=="x86_64"
os_vers String OS のフル バージョン。例:"10.7.2" os_vers BEGINSWITH "10.7"
os_vers_major 整数 メジャー OS バージョン。例:'10' os_vers_major == 10
os_vers_minor 整数 マイナー OS バージョン。例:'7' os_vers_minor == 7
os_vers_patch 整数 ポイント リリース バージョン。例:'2' os_vers_patch >=2
machine_model String 'MacMini1,1'、'iMac4,1'、'MacBookPro8,2' machine_model == "iMac4,1"
machine_type String 'laptop' または 'desktop' machine_type == "laptop"
ipv4_address 文字列の配列 すべてのインターフェイスの現在の IPv4 アドレスが含まれています。 ANY ipv4_address CONTAINS '192.168.161.'
munki_version String インストールされている Munki ツールのフル バージョン munki_version LIKE '*0.8.3*'
serial_number String マシンのシリアル番号 serial_number =="W9999999U2P"
date UTC 日付文字列 日時。文字列を NSDate オブジェクトにキャストするには特殊な構文が必要です。 date>CAST("2013-01-02T00:00:00Z", "NSDATE")