必要な状態変更を認識するようにワークフローのフィルタを構成し、フィルタリングされた状態変更を修正するアクションを構成します。フィルタは、状態変更(IF 条件)を識別します。システムが IF 条件に合致した動作を識別すると、修正が実行されるか、変更が報告されます(THEN 動作)。

テンプレートを使用するか、次の手順に従って独自のワークフローを作成します。

前提条件

Workspace ONE UEM アクションに対して API を一括して実行する場合は、Workspace ONE UEM Console で該当する一括処理の管理設定を調整します。

たとえば、[タグの追加] アクションを 35,000 台のデバイスで使用する場合は、[タグの割り当て/割り当て解除] のデフォルト値を 500 から 50,000 程度に変更します。このように過剰に設定すると、ワークフローを保存したときに、35,000 件の API の同時実行に対応できます。

Workspace ONE UEM Console で、[グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [高度な設定] > [一括管理] の順に選択し、一括管理の設定を見つけます。

手順

  1. Workspace ONE Intelligence コンソールで、[自動化] > [自動化を追加] の順に選択します。
  2. カテゴリを選択し、[開始] を選択し、[独自に作成] を選択して独自のワークフローを作成します。
  3. [自動化を追加] の手順で、設定します。
    1. [名前] - 自動化の名前を入力します。
    2. [トリガ (When)] - この項目は、カテゴリに基づいて事前に入力されています。
    3. [フィルタ (If)] - [If] ステートメントを作成して、エンジンが状態変更を監視するトリガを特定します。
    4. [操作 (Then)] - If またはトリガを識別した場合に自動化エンジンが実行する [Then] ステートメントを作成します。[操作 (Then)] の選択肢には、次にリストされたサービスが含まれています。1 つまたはすべてのアクションを選択し、必要な数のアクションを作成できます。
      設定 説明
      Workspace ONE UEM

      Workspace ONE UEM で実行するアクションを選択します。

      Slack
      Slack メッセージのメニュー項目を構成します。
      • [宛先] - メッセージをチャンネルまたはユーザーのどちらに送信するかを決定します。チャンネル名を入力し、パブリック チャンネルまたはプライベート チャンネルに送信します。プライベート メッセージの Slack ユーザー名を入力します。何も入力しないと、メッセージはデフォルトのチャンネルに送信されます。
      • [送信者] - この自動 Slack メッセージの送信元の名前を入力します。何も入力しない場合、メッセージは、Slack のデフォルトの送信者から送信されます。
      • [メッセージ] - メッセージを入力します。このテキスト ボックスは動的な値をサポートします。
      • [アバター アイコン] - この自動メッセージに Slack アイコンを追加するための Slack の絵文字コード、または、インターネットからイメージを追加するための URL を入力します。何も入力しない場合、システムはデフォルトの Slack アイコンを使用します。
      ServiceNow

      [インシデントを作成] または [チケットを作成] のメニュー項目を構成します。

      両方のアクションについて、[発信者 ID] エントリに ServiceNow インスタンスに存在する氏名を入力します。存在しない名前を追加すると、テキスト ボックスは空白のままになります。

  4. アクションにサードパーティのサービスを使用する場合は、それらのサービスの動作を許可します。
    1. [承認] を選択すると、サービスがアクションを実行できるようになります。
    2. [接続の権限] を選択して確認します。
    3. [資格情報を提供] を選択します。
      接続 設定
      Slack [Slack Incoming Webhook URL] - Slack で構成した Webhook を入力します。
      ServiceNow [ベース URL] - https://instance.service-now.com を入力します。

      [API ユーザー名] - ServiceNow で構成したユーザー名を入力します。

      [API ユーザーのパスワード] - ユーザー名のパスワードを入力します。

  5. ワークフローを保存します。

結果

ワークフローはデータをすぐにスキャンし、構成された条件に一致するフィルタに基づいて動作します。その後も、条件のデータ監視を続行し、状況に応じてアクションの実行を続行します。