Workspace ONE Intelligent Hub のモバイル デバイス管理機能を使用すると、登録が容易になり、関連するデバイス情報のリアルタイム管理とアクセスが可能になります。

Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを使用すると、Workspace ONE UEM オンプレミス環境と SaaS 環境の従来の MDM ユースケースで MDM 登録が容易になります。各プラットフォームの Workspace ONE Intelligent Hub MDM 設定は、Workspace ONE UEM Console の [デバイスとユーザー] > [<デバイス タイプ> Intelligent Hub 設定] ページから構成します。

エンドユーザー サポートの E メール アドレスと電話番号は、Workspace ONE UEM 管理コンソールの [デバイス設定] > [デバイスとユーザー] > [全般]> [登録] > [カスタマイズ] タブで連絡先情報として構成できます。この情報は、デバイスおよび Hub ポータルの Workspace ONE Intelligent Hub 従業員のセルフサービス タブに表示されます。

Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションはデバイス管理モードで実行されます。ユーザーが最初に Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを起動するときに、会社の資格情報を入力して自分のデバイスをセルフアクティベーションします。

次に、デバイスを管理する際に構成できる Workspace ONE Intelligent Hub 設定の概要を示します。構成できる正確な設定は、プラットフォームによって異なります。デバイス管理のための Workspace ONE Intelligent Hub の構成の詳細については、Workspace ONE UEM ドキュメント センターの「業務アプリケーション ドキュメント」セクションの特定のプラットフォーム ガイドを参照してください。

表 1. Workspace ONE Intelligent Hub 設定の説明
セクション名 設定 説明
全般
Intelligent Hub の加入解除オプションを無効化 この設定により、ユーザーが Workspace ONE Intelligent Hub から登録解除する機能が許可またはブロックされます。

このボックスをオンにすると、登録解除オプションが無効になります。設定ラベルが [再登録] に変更され、ユーザーはデバイスを別のユーザーに登録できるようになりますが、MDM プロファイルを削除することはできません。

バックグラウンド アプリの更新 この設定により、Workspace ONE Intelligent Hub は、iOS デバイスでバックグラウンドで実行しているときに、UEM Console にビーコン データのサンプルを送信できます。このサンプルは、[最小更新間隔] 設定で指定された期間内に送信されます。
最小更新間隔 このドロップダウン設定は、Intelligent Hub がビーコン データのサンプルを送信するための最小間隔を設定します。たとえば、この設定を 4 時間(デフォルト)に設定すると、過去 4 時間以内にビーコン サンプルが送信されなかった場合、UEM Console にサンプルが送信されます。
Wi-Fi 接続時のみ送信可 この設定では、すべてのサンプル送信または通信を、携帯ネットワークではなく、Wi-Fi 経由でのみ実行する必要があります。
エリア
位置情報データを収集 この設定により、Workspace ONE Intelligent Hub は、位置データを追跡する権限をユーザーに要求できます。ユーザーがこの権限を許可すると、Intelligent Hub はビーコン サンプルで位置座標を返します。
iBeacon エリアを検出する この設定により、Workspace ONE Intelligent Hub は周囲にある iBeacon デバイスを確認し、Intelligent Hub にデバイスを表示できます。
テレコム
セルラー データ使用量情報を収集 この設定により、Workspace ONE Intelligent Hub はデバイスからモバイル データ通信の使用量を収集し、Intelligent Hub に情報を表示できます。
セルフサービス設定
セルフサービス有効化 この設定により、Workspace ONE Intelligent Hub は、デバイスとユーザーに割り当てられたコンプライアンス ポリシーを表示し、各ポリシーのステータスを監視および更新できます。有効にすると、ユーザーはデバイスが準拠しているかどうかを表示できます。
SDK プロファイル
SKD プロファイル(レガシー) このドロップダウン設定は、Workspace ONE Intelligent Hub に展開する SDK 設定を選択するためのフィールドで、PIN コード、分析、およびブランディングなどを設定します。現在は廃止されています。
SDK プロファイル V2 このドロップダウン設定は、Workspace ONE Intelligent Hub に展開する SDK 設定を選択するためのアクティブなフィールドで、PIN コード、分析、および Workspace ONE Intelligent Hub のカスタム ブランディングなどを設定します。