仮想マシンを暗号化することで、不正使用から保護することができます。仮想マシンを復号化するには、ユーザーは正しい暗号化パスワードを入力する必要があります。

仮想マシンを暗号化するときに、パスワードを求めるプロンプトが Workstation Player に表示されます。仮想マシンを暗号化したら、このパスワードを入力して仮想マシンを開くか、暗号化を解除する必要があります。Workstation Player では、パスワードを入力して仮想マシンを開くまで、暗号化された仮想マシンは鍵のアイコンで表示されます。

  • 仮想マシンのサマリ タブで [仮想マシン設定の編集] または [仮想マシンのアップグレード] をクリックする
  • 仮想マシンのサマリ タブで [デバイス] リストの仮想デバイスをダブルクリックする
  • 仮想マシンを選択して、メニュー バーから [VM] > [設定] または [VM] > [管理] > [ハードウェアの互換性を変更] を選択する
  • 取外し可能デバイスのアイコンをクリックまたは右クリックして設定を編集しようとする
  • [取り外し可能デバイス] > [ device_name ] メニューを使用してデバイスの設定を編集しようとする

[パスワードを保存する] を選択して、Windows 用の Windows Credential Manager および Linux 用の GNOME libsecret ライブラリであるローカル パスワード コンテナにパスワードを保存できます。必ず暗号化のパスワードを記録してください。Workstation Player では、忘れたパスワードを取得する方法は用意されていません。

重要: 必ず暗号化のパスワードと制限のパスワードを記録してください。 Workstation Player では、忘れたパスワードを取得する方法は用意されていません。

暗号化は、仮想マシン内のすべてのスナップショットに適用されます。暗号化された仮想マシンでスナップショットを復元する場合、スナップショットを作成したときに暗号化されていたかどうかに関係なく、仮想マシンは暗号化されたままになります。暗号化された仮想マシンのパスワードを変更すると、スナップショットを作成したときにパスワードが有効であったかどうかに関係なく、新しいパスワードが復元するスナップショットに適用されます。

次の 2 種類の暗号化を利用できます。次の 2 種類の暗号化から選択できます。
仮想マシンの高速暗号化
高速暗号化とは、次のような最小セットの仮想マシン ファイルを暗号化することです。
  • スナップショット/スクリーンショット/NVRAM ファイルなどの補助データ ファイル。これらは、構成ファイルのキーを使用して暗号化されます。暗号化されるファイルのリスト:.nvram、.vmsn、.vmss、.vmem
  • 部分的に暗号化される仮想マシン構成ファイル。
仮想マシンの完全暗号化
完全暗号化とは、次のようなすべての仮想マシン ファイルを暗号化することです。
  • ディスク ファイル ヘッダー。これらは、構成ファイルのキーを使用して暗号化されます。
  • ディスク ファイル データ。これらは、構成ファイルのキーを使用して暗号化されます。
  • スナップショット/スクリーンショット/NVRAM ファイルなどの補助データ ファイル。これらは、構成ファイルのキーを使用して暗号化されます。
  • 仮想マシンの構成ファイルは認証キーで暗号化されます。