Workstation Pro では、vctl ユーティリティは KIND をサポートしています。このユーティリティにより、KIND は、Docker コンテナの代わりに vctl コンテナをノードとして使用し、ローカルの Kubernetes クラスタを実行できるようになります。
前提条件
デフォルトで、vctl は vctl コンテナ ノードをホストするすべての CRX 仮想マシンに 2 GB のメモリを割り当てます。1 つのノード クラスタを実行している場合、物理マシンに 2 GB の空きメモリがあることを確認します。2 つのノード クラスタを実行している場合、4 GB の空きメモリがあることを確認します。クラスタ内で構成されているノードの数が増えると、必要な空きメモリが増加します。
手順
- コマンド プロンプトまたは Windows PowerShell ウィンドウを開きます。
- vctl system start コマンドを実行して、vctl コンテナ ランタイムを起動します。
- vctl kind コマンドを実行します。
このコマンドは次の 4 つの処理を実行します。
- <Home_Folder_of_Your_Account>\.vctl フォルダ内に、[bin] フォルダを作成します。
- [kubectl.exe]、[kind.exe] および [crx.vmdk] ファイルをダウンロードし、[bin] フォルダに保存します。
- デフォルトで、 C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\bin\vctl.exe を指す docker ショートカットを作成します。
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コマンド プロンプトまたは Windows PowerShell ウィンドウを開き、<Home_Folder_of_Your_Account>/.vctl/bin を PATH 環境変数に追加して、最初の検索可能なパスにすることによって vctl ベースの KIND コンテキストを作成します。
したがって、このウィンドウで、<Home_Folder_of_Your_Account>\.vctl\bin フォルダの 3 つの実行ファイルは、以前にインストールされた kubectl/kind/docker.exe 実行ファイルのその他の既存のバージョンよりも優先されます。
- ウィンドウを閉じると、vctl ベースの KIND コンテキストは失われます。
次回 Kubernetes クラスタを操作するときは、vctl kind コマンドを実行します。
このときは手順 3.d のみが繰り返されます。
注:
- vctl は kind build および kind export logs kind サブコマンドをサポートしていません。
- デフォルトで、vctl は、ノード コンテナをホストする CRX 仮想マシンに 2 GB のメモリと 2 つの CPU コアを割り当てます。vctl system config コマンドの --k8s-cpus および --k8s-mem オプションを使用して、構成をカスタマイズできます。