Workstation Provctl コマンドライン ユーティリティを使用してコンテナを管理できます。さらに、vctl が KIND のサポートを提供することにより、KIND が vctl コンテナを「ノード」として使用し、ローカルの Kubernetes クラスタを実行できるようになりました。

vctl は、Workstation Pro アプリケーション内にバンドルされたコマンドライン ユーティリティであり、Windows 10 1809 以降でのみサポートされます。Windows 10 1809 より前の Linux OS または Windows OS を使用しているホスト上の Workstation Pro は、vctl CLI をサポートしていません。

関連する実行ファイルは Workstation Pro アプリケーションにバンドルされ、デフォルトでは、 C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation フォルダで利用できます。

vctl コマンドライン ユーティリティの 3 つの実行ファイルの概要については、次のセクションで説明します。

containerd.exe

これは、バックグラウンドで実行されるランタイム デーモンです。コンテナ関連の操作を実行する前に、containerd デーモンを最初に起動する必要があります。起動するには、vctl system start コマンドを使用し、停止するには vctl system stop コマンドを使用します。

containerd-shim-crx-v2.exe

新しいコンテナが起動すると、新しい [containerd-shim-crx-v2] プロセスが起動し、CRX 仮想マシン内のコンテナと containerd デーモンの間のアダプタとして動作します。

bin/vctl.exe

これはフォアグラウンドで実行されるコマンドライン ユーティリティであり、ユーザー入力を containerd デーモンに中継します。

注: vctl CLI は、CRX 仮想マシンと呼ばれる軽量の仮想マシン内のすべてのコンテナを実行します。デフォルトでは、コンテナが起動すると CRX 仮想マシンが作成され、起動します。コンテナが停止すると、停止して削除されます。CRX 仮想マシンの名前は、コンテナと同じです。