サスペンドまたはレジューム機能を使用して、仮想マシンの現在の状態を保存します。仮想マシンをレジュームすると、サスペンドする前に実行されていたアプリケーションは、そのコンテンツが変更されず、実行されていたときの状態で再開されます。
サスペンド処理の実行速度は、仮想マシンが開始してから変更されたデータ量によって異なります。通常、最初のサスペンド処理は、2 回目以降のサスペンド処理より時間がかかります。仮想マシンをサスペンドすると、Workstation Pro によって、仮想マシン サスペンド状態(.vmss または .vmem)ファイル セットがワーキング ディレクトリに生成されます。レジューム処理の実行速度は、仮想マシンの処理状況によって異なります。仮想マシンの処理状況がアクティブであればあるほど、レジュームに長い時間がかかります。仮想マシン サスペンド状態(.vmss または .vmem)ファイル セットがすでにホスト システムの物理メモリに存在するかどうかによっても処理速度が異なります。存在している場合、仮想マシンはより高速にレジュームします。
仮想マシンのレジューム後に作業を行った場合、仮想マシンをサスペンド時の状態に戻すことはできません。繰り返し同じ状態に戻るには、スナップショットを作成する必要があります。
仮想マシンをフォルダ内に格納しているときは、バッチ処理による電源操作を行えます。フォルダによる仮想マシンの管理を参照してください。
手順
- 仮想マシンをサスペンドする場合のサスペンド オプションを選択するには、仮想マシンを選択して を選択します。
オプション |
説明 |
[サスペンド] |
(ハード オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンドし、ネットワークに接続したままにします。 |
[ゲストをサスペンド] |
(ソフト オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンドし、ネットワークから切断します。VMware Tools は、ゲスト OS でスクリプトを実行します。Windows ゲストで、DHCP を使用するように仮想マシンを構成している場合は、このスクリプトによって仮想マシンの IP アドレスが解放されます。Linux、FreeBSD、および Solaris ゲストでは、このスクリプトによって仮想マシンのネットワーク通信が停止します。 |
- ツール バーから仮想マシンをサスペンドするには、仮想マシンを選択して [サスペンド] ボタンをクリックします。
仮想マシンに構成されたサスペンド パワー コントロール設定によって、
Workstation Pro がハード サスペンドまたはソフト サスペンドのどちらの操作を実行するのかが決定されます。ボタンの上にマウスを置くと、設定された動作がツールチップに表示されます。
- サスペンド状態の仮想マシンをレジュームする場合のレジューム オプションを選択するには、仮想マシンを選択して を選択します。
オプション |
説明 |
[レジューム] |
(ハード オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンド状態からレジュームします。 |
[ゲストのレジューム] |
(ソフト オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンド状態からレジュームし、ネットワークに再接続します。 |
- ツール バーから仮想マシンをレジュームするには、仮想マシンを選択して [レジューム] ボタンをクリックします。
仮想マシンに構成されたサスペンド パワー コントロール設定によって、
Workstation Pro がハード レジュームまたはソフト レジュームのどちらの操作を実行するのかが決定されます。ボタンの上にマウスを置くと、設定された動作がツールチップに表示されます。
- サスペンドされた仮想マシンをパワーオフするには、仮想マシンを選択してから を選択します。