SaltStack Config の実践例を実行するには、まず次のセクションの説明に従い、これらの完了に必要なバックグラウンド情報があることを確認します。次に、SaltStack Config をインストールし、必要なリソースにアクセスできることを確認して環境を設定します。

必要なバックグラウンド知識

次に示す例は、これらの分野に必要な一般的な知識と経験を持つ IT システム管理者や DevOps チーム メンバー向けに記述されています。

また、Salt マスターと Salt ミニオンの関係、ジョブの定義、状態ファイルの定義など、Salt および SaltStack Config で使用されるいくつかの基本的な概念と共通用語についての基礎を理解していることも前提となります。詳細については、以下を参照してください。

SaltStack Config のインストールと構成

これらの実践例を実行するには、まず、アクセス可能な環境に SaltStack Config をインストールして構成する必要があります。

SaltStack Config のインストールの詳細については、SaltStack Config のインストールと構成を参照してください。

必要なリソースにアクセスできることを確認します

SaltStack Config をインストールして構成した後に、以下のアクセス権も必要になります。

  • 1 つ以上のミニオンまたはターゲットに対するアクセス権。

    SaltStack Config で新しいターゲットを作成できること、またはこのチュートリアルで使用できる 1 つ以上のターゲットにアクセスできることが必要です。サイド メニューで [ターゲット] を選択してターゲット ワークスペースを開くと、アクセスできるかどうかを確認できます。[すべてのミニオン] テーブルにミニオンが表示されない場合は、必要な権限がない可能性があります。

    一部のミニオンが表示される場合は、これらのミニオンのステータスが [存在] と表示されていることも確認します。

  • これらの例で使用されているジョブを作成するためのアクセス権、またはこれらのタイプのジョブを実行するためのアクセス権。

    ジョブを作成できるかどうか、またはジョブにアクセスできるかどうかを確認するには、サイド メニューで [設定] > [ジョブ] を選択して ジョブ ワークスペースを開きます。ジョブが一覧表示されない場合、または [ジョブの作成] ボタンが表示されない場合は、必要な権限がない可能性があります。

  • Windows オペレーティング システムを実行している 1 つ以上のミニオンおよび CentOS オペレーティング システムを実行している 1 つのミニオンへのアクセス権。このアクセス権は、例 3 および 4 を完了する場合に限り必要になります。

    テスト環境や開発環境に含まれるノードなど、環境にとって重要度の低いノードを使用するようにします。また、これらのノードが SaltStack Config に接続され、これらのキーが受け入れられていることも確認してください。

必要な権限またはリソースへのアクセス権がない場合は、vRealize Automation の管理者に問い合わせて、このチュートリアルを完了するために必要なアクセス権を保持できるかどうかを確認してください。

管理者は、本番環境にとって重要度の低いミニオンまたはターゲットへのアクセス権をユーザーに付与し、このチュートリアルに表示されているジョブを作成し、ターゲットでこれらのジョブを実行するためのアクセス権をユーザーに付与することができます。

ユーザーから、指定期間内にチュートリアルを完了するために必要なリソースおよびタスクへの一時的なアクセス権を求めることもできます。