単一ノードへのインストール方法は、vRealize Suite Lifecycle Manager のインストール方法と同様です。この方法では、SaltStack Config インストーラを使用して、単一ノード(サーバ)に SaltStack Config をインストールします。インストール後、Salt マスター、SaltStack Config、Redis データベース、PostgreSQL データベースはすべて、この同じノードで実行されます。

実行すると、SaltStack Config の単一ノード インストーラは、以下のことを実行します。

  • Python 3.6 をノードにインストールします(インストールされていない場合)。
  • Salt とその必要な依存関係をインストールします(インストールされていない場合)。
  • このサーバを Salt マスターにします。
  • SaltStack Config のインストールに必要な Salt 状態を適用します。
  • 必要なバージョンの PostgreSQL、Redis、および Python Setuptools をサーバにインストールします。

開始する前に

インストール プロセスを開始する前に、次のすべてのインストール前の手順に関するページで、手順を確認して実行します。

注意:

単一ノードへのインストールの場合は、Salt のインストールまたはアップグレードページに記載されているすべての手順を実行することが特に重要です。例外は、エアギャップ環境に SaltStack Config をインストールする場合です。

インストール スクリプトの実行

前のセクションに記載されている手順を完了したら、ノードでインストーラを実行できます。

  1. ターミナルで、次のコマンドを実行します。
    sudo ./setup_single_node.sh
  2. スクリプトの実行中に、ターミナルに次のメッセージが表示されることを確認します。
    Installing SaltStack Config...

    インストール中に、このメッセージがターミナルに数分間表示されることがあります。

    このスクリプトを実行すると、Python と Salt の最新の安定したバージョンがインストールされます(まだインストールされていない場合)。また、このノードが Salt マスターおよびミニオンとして構成されます。

    注:

    Salt マスター サービスとミニオン サービスの両方がインストールされている場合、スクリプトはこの手順をスキップし、SaltStack Config の設定を続けます。Salt マスター サービスとミニオン サービスのパッケージのいずれか一方のみがインストールされている場合、スクリプトは終了します。スクリプトの終了は、ユーザーが既存のインストールを誤って中断しないようにするためのセーフガードを目的としています。

    Python と Salt のインストール後、スクリプトにより以下がインストールされます。

    • PostgreSQL データベース
    • Redis データベース
    • RaaS(別名 SaltStack Config

インストーラの実行中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングページを参照するか、サポートに連絡してください。

ファイアウォールの権限

単一ノードへのインストールの場合:

  • インストーラの setup_single_node.sh スクリプトは、ファイアウォール ルールを変更しません。
  • すべての適切なシステム(Salt マスター、Web ベースのインターフェイス ユーザー、API を呼び出すリモート システム(RaaS)など)のファイアウォール ルールで、ポート 443 へのアクセスが許可されている必要があります。

次の手順

単一ノードのインストール プロセスが完了したら、インストール後のいくつかの手順を実行する必要があります。