このインストール タスクでは、システム データを更新し、SaltStack Config のすべてのコンポーネントを構成するオーケストレーションを実行します。
highstate を実行する前に、Salt のインストールまたはアップグレードページに記載されているすべての手順を実行することが特に重要です。特に、SaltStack Config インストーラに必要な依存関係をインストールの 4 台のノードすべてにインストールする[必要があります]。そうしないと、マルチノード インストールが失敗します。失敗したマルチノード インストールを修正するには、サポートに連絡する必要があります。
必要な依存関係は次のとおりです。
- OpenSSL
- Enterprise Linux 用拡張パッケージ (EPEL)
- Python 暗号化
- Python OpenSSL ライブラリ
highstate を適用するには、次の手順に従います。
- Salt マスターでグレインを同期して、各ミニオンにとって必要なグレイン データが Salt マスターに含まれていることを確認します。この手順により、SaltStack Config が機能するためのピラー データが適切に生成されます。
グレインを同期するコマンドでは、すべてのミニオンをターゲットにするか、ノード(Salt マスター自体を含む)の特定のミニオンの ID を引用符で囲んだリストを渡すことができます。例:
すべてのミニオンをターゲットにする場合
sudo salt \* saltutil.refresh_grains
ミニオンのリストをターゲットにする場合
sudo salt -L 'salt-master-1,postgres-database-1,redis-database-1,saltstack-enterprise-api-server-1' saltutil.refresh_grains
- 更新し、各ミニオンが
sse_settings.yaml
ファイルで定義されているピラー データを受信し、想定どおりに表示されることを確認します。ピラー データを更新するコマンドでは、すべてのミニオンをターゲットにするか、ノード(Salt マスター自体を含む)の特定のミニオンの ID を引用符で囲んだリストを渡すことができます。例:
すべてのミニオンをターゲットにする場合
sudo salt \* saltutil.refresh_pillar
ミニオンのリストをターゲットにする場合
sudo salt -L 'salt-master-1,postgres-database-1,redis-database-1,saltstack-enterprise-api-server-1' saltutil.refresh_pillar
- ピラーの戻りデータが正しいことを確認します。
sudo salt \* pillar.items
SaltStack Config に関連するピラー データが表示されることを確認します。
注:また、特定のミニオンのピラー データをターゲットにして、そのピラー データが更新されたことを確認することもできます。
- オーケストレーション highstate を PostgreSQL サーバに適用するコマンドを実行します。4 台のノードに関する主要データの記録の手順を実行したときに PostgreSQL サーバに関して記録したミニオン ID を使用します。
例:
sudo salt postgres-database-1 state.highstate
- 次のサーバのそれぞれについて、サーバごとにミニオン ID を置き換えながら前の手順を繰り返します。
- Redis ノード
- RaaS ノード
- Salt マスター ノード
注:Salt マスターに highstate を最初に適用するときに、
Authenticationerroroccurred
というエラー メッセージが表示されることがあります。このエラーは Salt マスターが RaaS ノードに対してまだ認証されていないために表示されますが、マスター プラグインのインストール状態によって Salt マスター サービスが再起動され、問題は自動的に解決されます。
highstate の実行中に他のエラーが発生した場合は、トラブルシューティングページを参照するか、サポートに連絡してください。