[テナントの追加] を使用すると、テナントを VMware Identity Manager に追加すると共にテナント管理者を作成し、必要に応じて、作成済みのテナントにディレクトリを追加し、新しく作成されたテナントにテナント対応製品を関連付けできます。

テナントを追加する場合は、テナントの作成と製品の関連付けが確実に問題なく実行されるように、すべての指定された入力と選択された環境を検証する事前チェック手順がワークフローに含まれていることを確認します。

前提条件

  • vRealize AutomationVMware Identity Manager の両方で DNS を構成してあることを確認します。テナントにアクセスするには、vRealize Suite Lifecycle Manager の [テナントの追加] フローを開始する前に DNS サーバを正しく構成する必要があります。
  • 新規テナントの FQDN に関する A タイプの DNS レコードが追加されていることを確認します。マルチ SAN 環境の場合は、作成する新規テナントの FQDN によって VMware Identity Manager 証明書が更新されていることを確認します。詳細については、マルチテナント モデルを参照してください。新規テナントに関連付けられるすべての vRealize Automation インスタンスについて、CNAME タイプの DNS レコードが追加されており、証明書の要件が満たされていることを確認します。
  • 新規テナントに関連付けられるすべての vRealize Automation インスタンスについて、CNAME タイプの DNS レコードが追加されており、証明書の要件が入力されていることを確認します。

手順

  1. [マイ サービス] ダッシュボードで、[ID およびテナント管理] をクリックします。
  2. [テナント管理] に移動し、[テナントの追加] をクリックします。
  3. テナント名を入力し、[管理者の詳細] でテナント管理者の [ユーザー名][名][姓][メール アドレス]、および [パスワード] を入力します。
  4. [次へ] をクリックします。
  5. (オプション)[ディレクトリの詳細] タブで、作成する新規テナントに移行するプライマリ テナントのディレクトリを選択します。
    既存のディレクトリの名前が [ディレクトリ] 列に表示されます。
  6. 任意のディレクトリを選択し、[次へ] をクリックします。
    1. 移行ディレクトリはオプトインであり、プライマリ テナントにあるすべての既存のディレクトリが一覧表示されます。LDAP 経由の Active Directory および IWA を使用する Active Directory のディレクトリだけが表示されます。
    2. 移行するために、ディレクトリを選択します。
    3. 検証に必要なパスワードを入力します
    4. [検証] をクリックします。検証が成功したら、[保存して次へ] をクリックします。
  7. 新規テナントに関連付ける製品を選択します。vRealize Suite Lifecycle Manager 8.1 以降のリリースでは、vRealize Automation 8.1 以降のリリースを一覧表示できます。
    注: 証明書と DNS の両方について、提供された推奨を検討したことを確認します。
  8. [保存] および [次へ] をクリックします。
  9. [事前チェックの実行] をクリックして、テナントの詳細と証明書の詳細を検証します。
    • テナント名の検証チェック – 入力されたテナント名が基準と一致するかどうかを検証します。
    • テナント名の有無のチェック – テナントがすでに存在するかどうかを検証します。
    • VMware Identity Manager テナントの FQDN の到達可能性と解決可能性チェック
    • VMware Identity Manager テナントの FQDN の証明書チェック
    • vRealize Automation テナントの FQDN の到達可能性と解決可能性チェック
    • vRealize Automation テナントの FQDN の証明書チェック
    1. 検証に問題があり、何らかの変更を加えてからテナント作成操作を再開する場合は、[保存して終了] をクリックします。同じウィザードをいつでも開いて、事前チェックを再実行して完了し、先に進むことができます。
    2. 事前チェックの検証に問題がない場合は、[保存して次へ] をクリックします。選択内容全体のサマリが表示されます。
  10. サマリを読み終わったら、[次へ][テナントの作成] をクリックします。
    [申請の詳細] 画面でテナントの作成を確認できます。 VMware Identity Manager テナントと vRealize Automation テナントのどちらにも、このテナントの FQDN によってアクセスできます。詳細については、『 vRealize Suite Lifecycle Manager のテナント管理』を参照してください。 VMware Identity Manager テナントの FQDN と vRealize Automation テナントの FQDN のどちらにも、テナント管理者の認証情報を使用してログインできます。 VMware Identity Manager テナント管理者は、新規テナントの vRealize Automation では組織所有者にもなります。