コンポーネントを製品に追加して、クラスタを形成するようにマルチノード セットアップを構成することができます。

前提条件

vRealize Suite Lifecycle Manager では、Locker 内に製品の証明書マッピングが作成されるまで、その製品のコンポーネントを追加できません。Locker に追加された新しい証明書を使用して vRealize Automation 証明書を置換した場合、新しい証明書には新しいコンポーネントに対する追加のホスト エントリが含まれていて、このエントリをスケール アウトの一環として追加する必要があります。Locker に証明書をインポートするか作成した後に、この証明書を製品に適用すると、追加のコンポーネントのみが製品に表示されます。

Locker で製品の証明書をマップするには、Locker に製品証明書をインポートし、その製品のインベントリ同期を開始します。これにより、Locker に証明書が導入されている製品のリファレンスが作成されます。この処理は、インポート シナリオで行われます。

ロード バランサのホスト名や、追加された新しいコンポーネントのホスト名など、すべての製品コンポーネントのホスト名が製品の証明書に含まれている場合は、この製品の証明書が置換されていることを確認します。証明書の置換の詳細については、vRealize Suite Lifecycle Manager 製品の証明書の置換を参照してください。ロード バランサの詳細については、vRealize Automation のロード バランシングを参照してください。

手順

  1. 環境カードで製品を選択し、垂直方向の省略記号をクリックして、[コンポーネントの追加] を選択します。
    インポートされた環境で、選択した製品のテキスト ボックスに手動で入力します。
    注: vRealize Suite Lifecycle Manager からパッチを適用した製品をスケール アウトすると、失敗することがあります。この問題は、製品アプライアンス間のバージョンの不一致が原因で、クラスタに参加できない場合に発生します。パッチに対応する OVA をダウンロードして、使用することができます。[コンポーネントの追加] をクリックすると、パッチが適用された製品をスケール アウトするために必要な OVA が vRealize Suite Lifecycle Manager にあるかどうかを示す警告メッセージが表示されます。必要な OVA バンドルを My VMware ポータルから vRealize Suite Lifecycle Manager アプライアンスにダウンロードして、マップすることができます。また、パッチが適用された製品バイナリをダウンロードしてマップすることがきます。パッチ製品バイナリのダウンロード方法については、 パッチ適用済み製品バイナリの構成を参照してください。
  2. [インフラストラクチャ] の詳細の下のドロップダウン メニューで、[vCenter Server][クラスタ][ネットワーク][データストア]、および [ディスク フォーマット] を選択します。
  3. [適用可能な時刻同期モード] を選択して、[次へ] を選択します。
  4. 環境が新しく作成された場合は、[ネットワーク] の詳細の下のテキスト ボックスに自動的に入力されます。環境がインポートされている場合は、テキスト ボックスを手動で入力する必要があります。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [適用可能な時刻同期モード] を選択し、[コンポーネント] セクションの下でノードを選択します。
    [詳細設定] に、クラスタ内で選択したノードを構成する方法の詳細が表示されます。バージョン 2.0 にインポートした環境内で製品がスケール アウトされている場合は、指定した証明書がプライマリ ノード証明書であることを確認します。これは、事前チェックによってプライマリ ノード証明書が照合されるためです。古い vRealize Suite Lifecycle Manager バージョンの環境で、スケール アウト中に古い証明書を追加するには、 [追加] ボタンをクリックします。これにより、環境のインフラストラクチャ プロパティから以前の証明書のデータが入力されます。
  7. [コンポーネント] タブには 2 つのオプションがあり、[製品スナップショットの作成] および [作成した製品スナップショットを保持] を選択できます。[製品スナップショットの作成] を true に設定した場合、スケールアウト開始前にスナップショットを作成してスケールうとの失敗時に初期状態にロールバックできるようにすると、プリフィックス LCM_AUTOGENERATED の付いたスナップショットが作成されます。[作成したスナップショットを保持] を true に設定した場合は、作成されたスナップショットを保持できます。
    注: [申請] ページでスケールアウト申請が失敗した場合は、スナップショットのロールバック アクションを使用できます。
  8. [コンポーネント] > [製品のプロパティ] で、必要なテキスト ボックスを選択します。
    このセクションのフィールドは、製品によって異なります。
    製品名 コンポーネント
    vRealize Automation 7.x
    • vra-server-secondary

    • iaas-web

    • iaas-manager-passive

    • iaas-dem-orchestrator

    • iaas-dem-worker

    • proxy-agent-vsphere

    vRealize Automation 8.x

    セカンダリ

    vRealize Operations Manager
    • データ
    • リモート コレクタ
    vRealize Business for Cloud VRB-Collector
    vRealize Log Insight VRLI-Worker
    vRealize Network Insight
    • vRNI-Platform

    • vRNI-Collector
  9. 必要なテキスト ボックスに入力し、[次へ] をクリックして、[事前チェック] を実行します。
  10. サマリを読み、[送信] をクリックします。