vSphere Bitfusion サーバ インスタンスを起動すると、vSphere BitfusionvSphere Bitfusion クライアント上に servers.conf および bitfusion-client-limits.conf 構成ファイルを作成して維持します。

構成ファイルの作成

  • vSphere Bitfusion クライアント仮想マシンを、vSphere Bitfusion サーバ インスタンスと同じ vCenter Server 環境に含まれる ESXi ホストにデプロイした場合は、vSphere Bitfusion プラグインを使用してクライアントを有効にした後に構成ファイルが作成されます。
  • vSphere Bitfusion クライアントを、ベアメタル マシン、Kubernetes クラスタ、または別の vCenter Server 環境に含まれる ESXi ホストにデプロイした場合は、クライアント認証トークンを vSphere Bitfusion クライアントのファイルシステムにコピーした後に構成ファイルが作成されます。

サーバの構成ファイル

vSphere Bitfusion~/.bitfusion/servers.conf に優先度の高いユーザー固有のファイルを作成します。/etc/bitfusion/servers.conf に、vSphere Bitfusion がユーザー固有のファイルよりも低い優先度で使用する代替のシステム ファイルを作成することもできます。cat コマンドを使用して、サーバ リストを表示します。

コマンドの使用方法を理解するには、次の例を参照してください。

cat ~/.bitfusion/servers.conf

サーバ構成ファイルには、 vSphere Bitfusion クライアントからアクセスできるすべての vSphere Bitfusion サーバの IPv4 アドレスとポートが一覧表示されています。
servers:
- reachable: 172.16.31.167:56001
  addresses:
  - 172.16.31.167:56001
- reachable: 172.16.31.162:56001
  addresses:
  - 172.16.31.162:56001
- reachable: 172.16.31.177:56001
  addresses:
  - 172.16.31.177:56001
  - 192.168.30.230:56001

構成ファイルの制限

制限の構成ファイルは、クライアント パッケージの一部として vSphere Bitfusion クライアントの /etc/security/limits.d/bitfusion-limits.conf にインストールされます。ファイル内の制限は、vSphere Bitfusion Linux ユーザー グループ bitfusion のすべてのメンバーに適用されます。vSphere Bitfusion クライアントのすべてのユーザーは、vSphere Bitfusion Linux ユーザー グループのメンバーである必要があります。fusionbitfusion-client-limits.conf ファイルには次の設定とデフォルト値が含まれていて、必要に応じて、標準の Linux ユーティリティ ulimit を使用して表示または変更することができます。

  • 開いているファイルの最大数は 10,000 に設定されています。
    bitfusion soft nofile 100000
    bitfusion hard nofile 100000
  • メモリ内にロックされたアドレス空間は無制限に設定されています。
    bitfusion soft memlock unlimited
    bitfusion hard memlock unlimited
  • 最大常駐セット サイズは無制限に設定されています。
    bitfusion soft rss unlimited
    bitfusion hard rss unlimited
注:

開いているファイル数に対するリソース制限を変更した際に制限値が低すぎる場合、「メモリを割り当てることができません」という接続エラーが表示されることがあります。この問題を解決するには、ulimit -n 4096 コマンドを実行して、開いているファイル数の上限を 4,096 以上に設定します。