vSphere Bitfusion サーバのデプロイ時に構成したネットワーク インターフェイスと同じサイズの MTU フレームを使用するように構成されていない物理スイッチまたは仮想スイッチがある場合、ネットワーク パケットが断片化され、ネットワーク パフォーマンスが低下する可能性があります。
vSphere Bitfusion のデプロイ時に特定の MTU フレーム サイズを使用するようにネットワーク インターフェイスを構成しなかった場合は、
vSphere Bitfusion サーバとクライアント間のネットワーク接続が正しく機能していることを確認できます。ほとんどのネットワーク インターフェイスのデフォルトの MTU サイズは 1,500 フレームですが、管理ネットワーク(ネットワーク 1)の推奨 MTU サイズは 1,500 フレーム、データ ネットワーク(ネットワーク 2、3、4)の場合は 9,000 フレームです。
手順
- ターミナル アプリケーションを開き、
ssh customer@ip_address
コマンドを実行します。ここで、ip_address は vSphere Bitfusion サーバの IP アドレスです。
vSphere Bitfusion プラグインから
vSphere Bitfusion サーバの IP アドレスを取得できます。
- vSphere Bitfusion サーバのデプロイ時に指定したユーザー パスワードを入力します。
- ネットワーク インターフェイスごとに構成されている MTU フレーム サイズを表示するには、
ip addr | grep net | grep mtu
コマンドを実行します。
support@bf-server-1 [ ~ ]$ ip addr | grep net | grep mtu
2: net2: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 9000 qdisc mq state UP group default qlen 1000
3: net1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
たとえば、net1 ネットワーク インターフェイスの MTU サイズは 1,500 フレームで、net2 の MTU サイズは 9,000 フレームです。
次のタスク
また、vSphere Bitfusion サーバとクライアントのネットワーク インターフェイス間で転送されるネットワーク パケットの MTU サイズを表示できます。MTU サイズが正しいことを確認するには、サーバが接続されている各 vSphere Bitfusion クライアントで max-mtu.sh client_IP
コマンドを実行します。ここで client_IP は vSphere Bitfusion クライアントの IP アドレスです。
max-mtu.sh
スクリプトで、ネットワーク インターフェイスに対し構成した MTU サイズの値を表示します。スクリプトで予期しない値が表示される場合、MTU サイズが vSphere 標準スイッチまたは vSphere Distributed Switch のプロパティで正しく構成されていることを確認して、トラブルシューティングを行います。