組み込みのまたは外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance をデプロイすることも、 vCenter Server for Windows をインストールすることもできます。また、Platform Services Controller は、アプライアンスとしてデプロイすることも、Windows にインストールすることもできます。必要に応じて、オペレーティング システムの混在環境を使用できます。

vCenter Server Appliance のデプロイまたは vCenter Server for Windows のインストールを行う前に、ご使用の環境に適したデプロイ モデルを判断する必要があります。デプロイまたはインストールごとに、3 つのデプロイ タイプのいずれかを選択する必要があります。

表 1. vCenter Server および Platform Services Controller のデプロイ タイプ

デプロイ タイプ

説明

Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server

Platform Services Controller にバンドルされているすべてのサービスが、同じ仮想マシンまたは物理サーバで vCenter Server サービスと共にデプロイされます。

Platform Services Controller

Platform Services Controller にバンドルされているサービスのみが仮想マシンまたは物理サーバにデプロイされます。

外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server

(外部の Platform Services Controller が必要)

vCenter Server サービスのみが仮想マシンまたは物理サーバにデプロイされます。

このような vCenter Server インスタンスは、以前にデプロイまたはインストールされた Platform Services Controller インスタンスに登録する必要があります。

Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server

組み込みの Platform Services Controller を使用すると、単一のサイトに独自の vCenter Single Sign-On ドメインを持つスタンドアロン デプロイになります。Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server は、小規模な環境に適しています。他の vCenter Server または Platform Services Controller インスタンスをこの vCenter Single Sign-On ドメインに参加させることはできません。

図 1. Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server


同じ仮想マシンまたは物理サーバにインストールされた、Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server。


Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server をインストールすることには、次のようなメリットがあります。

  • vCenter ServerPlatform Services Controller がネットワークを介して接続されておらず、vCenter ServerPlatform Services Controller の間の接続性問題や名前解決問題が原因で vCenter Server が停止することがなくなります。

  • Windows 仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をインストールする場合、必要な Windows ライセンスの数が少なくて済みます。

  • 管理する仮想マシンまたは物理サーバの数が少なくて済みます。

Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server をインストールすることには、次のようなデメリットがあります。

  • 製品ごとに、必要以上であったり、より多くのリソースを使用する Platform Services Controller があります。

  • このモデルは、小規模な環境のみに適しています。

Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server Appliance は、vCenter High Availability 構成で実行できます。詳細については、『vSphere 可用性』を参照してください。

注:

Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server をデプロイまたはインストールした後、デプロイ タイプを再構成して、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server に切り替えることができます。

Platform Services Controller と、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server

Platform Services Controller インスタンスをデプロイまたはインストールする場合、vCenter Single Sign-On ドメインの作成や、既存の vCenter Single Sign-On ドメインへの参加を行うことができます。ドメインに参加した Platform Services Controller インスタンスは、インフラストラクチャ データ(認証および情報)をレプリケートし、複数の vCenter Single Sign-On サイトにまたがることができます。詳細については、vSphere ドメイン、ドメイン名、サイトについてを参照してください。

複数の vCenter Server インスタンスを単独の共通外部 Platform Services Controller インスタンスに登録できます。vCenter Server インスタンスでは、その登録先の Platform Services Controller インスタンスの vCenter Single Sign-On サイトが想定されます。1 つの共通または異なる参加済み Platform Services Controller インスタンスに登録されているすべての vCenter Server インスタンスは、拡張リンク モードで接続されます。

図 2. 共通の外部 Platform Services Controller を使用する 2 つの vCenter Server インスタンスの例
Platform Services Controller が 1 台の仮想マシンまたは物理ホストにインストールされ、その Platform Services Controller に登録されている vCenter Server インスタンスが別の仮想マシンまたは物理ホストにインストールされています。

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server をインストールすることには、次のようなメリットがあります。

  • Platform Services Controller インスタンスの共有サービスを使用することで、リソースの消費量が少なくなります。

  • このモデルは、大規模な環境に適しています。

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server をインストールすることには、次のようなデメリットがあります。

  • vCenter ServerPlatform Services Controller の間の接続において接続の問題および名前解決の問題が発生する可能性があります。

  • Windows 仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をインストールする場合、必要な Windows ライセンスの数が多くなります。

  • 多くの仮想マシンまたは物理サーバを管理する必要があります。

Platform Services Controller および vCenter Server の上限については、『構成の上限』を参照してください。

外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance を vCenter High Availability 構成で構成する方法については、『vSphere 可用性』を参照してください。

オペレーティング システムの混在環境

Windows 上にインストールされた vCenter Server インスタンスは、Windows 上にインストールされた Platform Services Controller または Platform Services Controller アプライアンスに登録することができます。vCenter Server Appliance は、Windows 上にインストールされた Platform Services Controller または Platform Services Controller アプライアンスに登録することができます。vCenter ServervCenter Server Appliance の両方を同じ Platform Services Controller に登録できます。

図 3. Windows 上の外部 Platform Services Controller との混在オペレーティング システム環境の例


vCenter Server for Windows インスタンスと vCenter Server Appliance インスタンスにサービスを提供する、Windows 仮想マシンまたは物理サーバの外部の Platform Services Controller。


図 4. 外部 Platform Services Controller アプライアンスとの混在オペレーティング システム環境の例


vCenter Server for Windows インスタンスと vCenter Server Appliance インスタンスにサービスを提供する、Linux 仮想マシンまたは物理サーバの外部 Platform Services Controller。


注:

管理とメンテナンスを容易にするには、vCenter Server および Platform Services Controller のアプライアンスのみまたは Windows インストールのみを使用します。