vSphere Auto Deploy は、1 台以上のホストにホスト プロファイルを割り当てることができます。ホスト プロファイルには、ストレージ構成、ネットワーク構成、またはホストのその他の特性に関する情報が含まれる場合があります。クラスタにホストを追加する場合は、そのクラスタのホスト プロファイルが使用されます。
多くの場合、ホスト プロファイルを明示的に指定する代わりに、ホストをクラスタに割り当てます。ホストは、割り当てられたクラスタのホスト プロファイルを使用します。
前提条件
- PowerCLI および前提となるすべてのソフトウェアをインストールします。詳細については、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。
- 使用するホスト プロファイルをエクスポートします。
手順
- PowerCLI セッションで Connect-VIServer コマンドレットを実行し、vSphere Auto Deploy が登録される vCenter Server システムに接続します。
Connect-VIServer ipv4_or_ipv6_address
この コマンドレットはサーバ証明書の警告を返す場合があります。本番環境では、サーバ証明書の警告が表示されないことを確認します。開発環境では、この警告は無視できます。
- vSphere Web Client を使用して、使用する設定内容をホストに設定し、そのホストでホスト プロファイルを作成します。
- Get-VMhostProfile PowerCLI コマンドレットを実行して、ホスト プロファイルの作成元となる ESXi ホストを渡すことで、ホスト プロファイルの名前を探します。
- PowerCLI プロンプトで、特定の属性(IP アドレスの範囲など)を備えたホストをホスト プロファイルに割り当てるルールを定義します。
New-DeployRule -Name "testrule2" -Item my_host_profile -Pattern "vendor=Acme,Zven", "ipv4=192.XXX.1.10-192.XXX.1.20"
指定された属性を持つすべてのホストに、指定された項目が割り当てられます。この例は、testrule2 という名前のルールを指定します。このルールは、指定された範囲内の IP アドレスを持ち、メーカーが Acme または Zven のすべてのホストに、指定されたホスト プロファイル
my_host_profile を割り当てます。
- ルール セットにルールを追加します。
デフォルトでは、作業ルール セットがアクティブなルール セットになります。また、ルール セットへのすべての変更は、ルールを追加した時にアクティブになります。
NoActivate パラメータを使用すると、作業ルール セットはアクティブなルール セットになりません。
次のタスク
- vSphere Auto Deploy によってプロビジョニング済みのホストを新しいホスト プロファイルに割り当てるには、それらのホスト上でコンプライアンス テストおよび修復処理を実行します。詳細については、ルールのコンプライアンスのテストおよび修復 を参照してください。
- プロビジョニングされていないホストをパワーオンし、ホスト プロファイルを使用してそれらのホストをプロビジョニングします。