ソフトウェア ベースの iSCSI を実装すると、標準の NIC を使用して、ホストを IP ネットワーク上のリモート iSCSI ターゲットに接続できます。ESXi に組み込まれたソフトウェア iSCSI アダプタは、ネットワーク スタックを介して物理 NIC と通信することにより、このような接続が容易になります。
ソフトウェア iSCSI アダプタを使用する前に、ネットワークを設定し、アダプタを有効にし、検出アドレスや CHAP などのパラメータを構成する必要があります。
ソフトウェア iSCSI アダプタを使用する場合は、次の考慮事項に留意してください。
- iSCSI の個別のネットワーク アダプタを指定します。速度が 100Mbps 以下のアダプタでは、iSCSI を使用しないでください。
- スクリプト内でソフトウェア アダプタの名前 (vmhbaXX) はハードコーディングしないでください。名前が ESXi のリリースごとに変更される可能性があります。ハードコーディングされた古い名前を使用している場合、変更によって既存のスクリプトでエラーが発生する可能性があります。名前の変更は、iSCSI ソフトウェア アダプタの動作には影響しません。