新しいアレイのハードウェア アクセラレーションを構成するには、VAAI フィルタ用と VAAI プラグイン用に 1 つずつ要求ルールを追加します。新規の要求ルールをアクティブにするには、まずルールを定義し、次にそれをシステムにロードします。
これは、T10 SCSI コマンドをサポートせずに、代わりに VAAI プラグインを使用するブロック ストレージ デバイスのための手順です。
プロシージャの --server=server_name は、ターゲット サーバを指定します。指定された接続先サーバーはユーザー名とパスワードの入力を促します。構成ファイルやセッション ファイルなど、他の接続オプションもサポートされています。接続オプションのリストについては、『vSphere Command-Line Interface スタート ガイド』を参照してください。
前提条件
vCLI をインストールするか、vSphere Management Assistant (vMA) 仮想マシンを導入します。vSphere Command-Line Interface スタート ガイド を参照してください。トラブルシューティングするには、ESXi Shell で esxcli コマンドを実行します。
手順
例: ハードウェア アクセラレーションの要求ルールの定義
この例では、VMW_VAAIP_T10 プラグインを使用して、IBM アレイのハードウェア アクセラレーションを構成する方法を示します。次のコマンド シーケンスを使用します。コマンドが取得するオプションについては、マルチパスの要求ルールの追加 を参照してください。
# esxcli --server=server_name storage core claimrule add --claimrule-class=Filter --plugin=VAAI_FILTER --type=vendor --vendor=IBM --autoassign
# esxcli --server=server_name storage core claimrule add --claimrule-class=VAAI --plugin=VMW_VAAIP_T10 --type=vendor --vendor=IBM --autoassign
# esxcli --server=server_name storage core claimrule load --claimrule-class=Filter
# esxcli --server=server_name storage core claimrule load --claimrule-class=VAAI
# esxcli --server=server_name storage core claimrule run --claimrule-class=Filter