ESXi のインストールまたは自動デプロイ時に自動パーティショニング起動オプションを使用すると、ホストのローカル ストレージに VMFS データストアが作成されます。場合によっては、ローカル ストレージのフラッシュ ディスクがフォーマットされないようにする必要があります。

問題

デフォルトで、自動パーティショニングを行うと、フラッシュ ディスクを含む、ホスト上のすべての未使用ローカル ストレージ ディスクに VMFS ファイル システムがデプロイされます。

ただし、VMFS でフォーマットされたフラッシュ ディスクは仮想フラッシュや vSAN などの機能で使用できなくなります。両方の機能にはフォーマットされていないフラッシュ ディスクが必要であり、いずれの機能も他のファイル システムとディスクを共有できません。

解決方法

自動パーティショニングで VMFS によってフラッシュ ディスクがフォーマットされないようにするには、 ESXi をインストールするときに、または ESXi を初めて起動するときに、次の起動オプションを使用します。
  • autoPartition=TRUE
  • skipPartitioningSsds=TRUE
Auto Deploy を使用する場合、これらのパラメータをリファレンス ホストに設定します。
  1. vSphere Web Client で、リファレンス ホストとして使用するホストを選択し、[設定] タブをクリックします。
  2. [システム] をクリックしてシステム オプションを開き、[システムの詳細設定] をクリックします。
  3. VMkernel.Boot.autoPartition までスクロールし、値を true に設定します。
  4. VMkernel.Boot.skipPartitioningSsds までスクロールし、値を true に設定します。
  5. ホストを再起動します。

Flash Read Cache と vSAN とともに使用する予定のフラッシュ ディスクに VMFS データストアがすでに存在する場合は、そのデータストアを削除します。