vSAN ストレッチ クラスタを使用する場合、次のガイドラインを考慮してください。
ストレッチ クラスタの DRS 設定を構成します。
クラスタ上で DRS が有効になっている必要があります。 DRS を一部自動化モードで設定すると、各サイトにどの仮想マシンを移行するかを制御できます。
優先サイト用とセカンダリ サイト用に 2 つのホスト グループを作成します。
優先サイト上に仮想マシンを保持するためのグループと、セカンダリ サイト上に仮想マシンを保持するためのグループの 2 つの仮想マシン グループを作成します。
仮想マシンとホスト グループをマッピングする仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを 2 つ作成し、どの仮想マシンとホストを優先サイト上に配置し、どの仮想マシンとホストをセカンダリ サイト上に配置するかを指定します。
クラスタ内の仮想マシンの初期配置を実行するように、仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを構成します。
ストレッチ クラスタの HA 設定を構成します。
クラスタ上で HA が有効になっている必要があります。
HA ルール設定はフェイルオーバー中に仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを順守する必要があります。
HA データストア ハートビートを無効化します。
ストレッチ クラスタにはオンディスク フォーマット 2.0 以降が必要です。 必要に応じて、ストレッチ クラスタを構成する前にオンディスク フォーマットをアップグレードします。 vSphere Web Client を使用した vSAN のディスク フォーマットのアップグレードを参照してください。
ストレッチ クラスタの 許容されるプライマリ レベルの障害数 を 1 に構成します。
vSAN ストレッチ クラスタは、対称型マルチプロセッシング フォールト トレランス (SMP-FT) をサポートしません。
ホストが切断されたり応答しない場合は、監視ホストの追加または削除は実施できません。 この制限により、再構成処理を開始する前に、vSAN が十分な情報をすべてのホストから収集できるようになります。
esxcli を使用してホストの追加または削除を行うことは、ストレッチ クラスタではサポートされません。