アラームが起動したときに、vSphere Web Client でスクリプトまたはコマンドを実行するように、アラームを構成することができます。
アラーム環境変数を使用して複雑なスクリプトを定義し、それを複数のアラームまたはインベントリ オブジェクトに添付できます。たとえば、アラームの起動時に次のトラブル チケット情報を外部システムに入力するスクリプトを作成できます。
- アラーム名
- アラームが起動されたオブジェクト
- アラームを起動させたイベント
- アラーム トリガの値
スクリプトを作成するときは、次の環境変数を含めます。
- VMWARE_ALARM_NAME
- VMWARE_ALARM_TARGET_NAME
- VMWARE_ALARM_EVENTDESCRIPTION
- VMWARE_ALARM_ALARMVALUE
このスクリプトは、すべてのオブジェクトのすべてのアラームに、変更せずに添付できます。
スクリプトは vCenter Server マシンで実行されるため、vSphere Web Client を閉じても実行されます。
手順
- アラーム定義ウィザードの [アクション] タブで、[追加] をクリックしてアクションを追加します。
- [アクション] 列で、ドロップダウン メニューから [コマンドの実行] を選択します。
- [構成] 列に、次のスクリプトまたはコマンドの情報を入力します。
コマンドのタイプ |
入力内容 |
EXE 実行可能ファイル |
コマンドのフル パス名。たとえば、C:\tools ディレクトリの cmd.exe コマンドを実行する場合は、 c:\tools\cmd.exe と入力します。 |
BAT バッチ ファイル |
c:\windows\system32\cmd.exe コマンドの引数としての、コマンドのフル パス名。たとえば、C:\tools ディレクトリの cmd.bat コマンドを実行する場合は、 c:\windows\system32\cmd.exe /c c:\tools\cmd.bat と入力します。
注: コマンドとそのパラメータは、1 つの文字列にする必要があります。
|
スクリプトでアラーム環境変数を使用しない場合、構成フィールドに必要なパラメータを入れます。中括弧でパラメータを囲んでください。例:
c:\tools\cmd.exe {alarmName} {targetName}
c:\windows\system32\cmd.exe /c c:\tools\cmd.bat {alarmName} {targetName}
スクリプトは任意のプラットフォームで実行できます。スクリプトおよび引数のキーへのパスを指定する必要があります。例:
/var/myscripts/myAlarmActionScript {alarmName} {targetName}
- (オプション) アラームの移行と頻度を構成します。
- [終了] をクリックしてアラーム設定を保存します。