すべての vSphere MSCS 構成には、特定のハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントが必要です。

次の表に、すべての vSphere MSCS 構成に適用されるハードウェアおよびソフトウェアの要件を示します。

表 1. クラスタリング要件
コンポーネント 要件
仮想 SCSI アダプタ

Windows Server 2003 には LSI Logic パラレル。

Windows Server 2008 SP2 以降には LSI Logic SAS。

Windows Server 2008 SP2 以降には VMware 準仮想化。

オペレーティング システム Windows Server 2003 SP1 および SP2、Windows Server 2008 SP2 以降のリリース。サポートしているゲスト OS については、表 4 を参照してください。
仮想 NIC
VMXNET3 が必要です。仮想 NIC で、ゲスト内の Windows Receive Side Scaling (RSS) を有効にする必要があります。
注: VMXNET3 仮想 NIC に対するドライバ、機能強化、更新の提供は、VMware Tools を使用して実行します。VMXNET3 仮想 NIC を使用するすべての仮想マシン上の VMware Tools を最新バージョンにアップグレードします。
I/O タイムアウト

60 秒以上に設定。HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Disk\TimeOutValue を変更。

クラスタを再作成すると、システムによってこの I/O タイムアウト値がリセットされる場合があります。その場合は値を再設定する必要があります。

ディスク フォーマット [シック プロビジョニング]を選択して、eagerzeroedthick 形式でディスクを作成します。
ディスクおよびネットワークの設定 ディスクの前にネットワークを追加。
ノード数

Windows Server 2003 SP1 および SP2: 2 ノードのクラスタリング

Windows Server 2008 SP2 以降: 最大 5 ノードのクラスタリング

サポートしているゲスト OS については、表 4 を参照してください。

NTP サーバ ゲストでクラスタリングを使用する場合は、ドメイン コントローラおよびクラスタ ノードを共通の NTP サーバと同期させ、ホスト ベースの時刻同期を無効化。