TLS 構成ユーティリティを使用して、構成の変更を元に戻すことができます。変更を元に戻すとき、システムは、TLS Configurator ユーティリティを使用して無効にしたプロトコルを有効にします。
以前に構成をバックアップした場合にのみ、リカバリを実行できます。
次の順序でリカバリを実行します。- vSphere Update Manager。
使用中の環境が Windows システムで個別の vSphere Update Manager インスタンスを実行している場合は、vSphere Update Manager を最初に更新する必要があります。
- vCenter Server。
- Platform Services Controller。
前提条件
変更を元に戻す前に、vCenter Server Appliance インターフェイスを使用して Windows マシンまたはアプライアンスのバックアップを実行します。
手順
- Windows マシンまたはアプライアンスに接続します。
- 変更を元に戻すシステムにログインします。
オプション 説明 Windows - 管理者権限を持つユーザーでログインします。
- VcTlsReconfigurator ディレクトリに移動します。
cd %VMWARE_CIS_HOME%\TlsReconfigurator\VcTlsReconfigurator
Linux - SSH を使用してアプライアンスに接続し、スクリプトを実行する権限を持つユーザーとしてログインします。
- Bash シェルが現在有効でない場合は、次のコマンドを実行します。
shell.set --enabled true shell
- VcTlsReconfigurator ディレクトリに移動します。
cd /usr/lib/vmware-TlsReconfigurator/VcTlsReconfigurator
- 以前のバックアップを確認します。
オプション 説明 Windows C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\logs\vmware\vSphere-TlsReconfigurator\VcTlsReconfigurator.log
出力は次の例のようになります。
c:\users\username\appdata\local\temp\20161108T161539 c:\users\username\appdata\local\temp\20161108T171539
Linux grep "backup directory" /var/log/vmware/vSphere-TlsReconfigurator/VcTlsReconfigurator.log
出力は次の例のようになります。
2016-11-17T17:29:20.950Z INFO Using backup directory: /tmp/20161117T172920 2016-11-17T17:32:59.019Z INFO Using backup directory: /tmp/20161117T173259
- リストアを実行するには、次のいずれかのコマンドを実行します。
オプション 説明 Windows reconfigureVc restore -d Directory_path_from_previous_step
例:
reconfigureVc restore -d c:\users\username\appdata\local\temp\20161108T171539
Linux reconfigureVc restore -d Directory_path_from_previous_step
例:
reconfigureVc restore -d /tmp/20161117T172920
- その他の vCenter Server インスタンスで手順を繰り返します。
- その他の Platform Services Controller インスタンスで手順を繰り返します。