VMware vSphere Update Manager Download Service (UMDS) は、Update Managerのオプションのモジュールです。UMDS はパッチ メタデータ、パッチ バイナリ、および通知をダウンロードします。ダウンロードしない場合、Update Managerサーバではこれらを使用できません。
セキュリティ上の理由またはデプロイ上の制約から、ほかのローカル ネットワークおよびインターネットから切断され安全なネットワークにUpdate Managerなどの vSphere をインストールする場合があります。Update Managerが適切に機能するには、パッチ情報を入手することが必要です。このような環境を使用している場合は、インターネットに接続されているコンピュータに UMDS をインストールして、アップグレード、パッチ バイナリ、およびパッチ メタデータをダウンロードします。次に、ダウンロードしたものをポータブル メディア ドライブにエクスポートして、Update Managerサーバがアクセスできるようにします。
Update Managerがインストールされているマシンがインターネットにアクセスできないが、インターネットにアクセスが可能なサーバに接続されている導入環境では UMDS がインストールされているマシンにある Web サーバを使用すると、エクスポート処理を自動化して、UMDS から Update Manager サーバにファイルを転送できます。
UMDS6.7はパッチのリコールおよび通知をサポートしています。パッチがリコールされるのは、リリースされたパッチに問題(潜在的な問題を含む)がある場合です。UMDS を使用してパッチ データおよび通知をダウンロードし、そのダウンロードをエクスポートして Update Managerサーバで使用できるようにすると、Update Manager はリコールされたパッチを削除し、Update Manager[通知] タブに通知を表示します。パッチのリコールおよび通知の詳細については、通知の設定および表示を参照してください。
Update Managerリリース6.7 では、Windows および Linux ベースのオペレーティング システムにインストールした場合に UMDS を使用できます。UMDS をインストールするマシンには、インターネット接続が必要です。
Windows 上で実行される UMDS では、管理者または管理者グループに属しているユーザーのみがパッチをダウンロードできます。Linux 上で実行される UMDS の場合、管理者のアクセスはパッチをダウンロードするための要件ではありません。