Update Managerサーバをインストールする前に、インストールの前提条件を確認します。

Update Managerデータベースの要件

Update ManagerOracle データベースまたは SQL Server データベースが必要です。Update Managerは、バンドルされている Microsoft SQL Server 2012 Express を使用することで、小規模環境に対応できます。5 台を超えるホストと 50 台を超える仮想マシンがある環境では、Oracle または SQL Server データベースを作成する必要があります。

Update Managerサーバおよび vSphere Update Manager Download Service (UMDS) と互換性のあるデータベース フォーマットについては、VMware 製品の相互運用性マトリックス (http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php) の [ソリューション/データベースの相互運用性] タブに移動します。[ソリューションの選択] ドロップダウン メニューで VMware vSphere Update Manager を選択し、[互換性の確認] ボタンをクリックします。

大規模環境の場合は、Update Manager サーバがインストールされ、vCenter Server データベースが配置されているマシンとは別のマシンにデータベースをセットアップします。Update Managerデータベースの設定の詳細については、Update Manager データベースの準備を参照してください。

  • バンドルされている Microsoft SQL Server 2012 Express を使用しない場合は、データベースと 64 ビット DSN を作成します。
  • Update Managerデータベースがリモート マシンに配置されている場合は、データベースとシステム DSN が SQL Server 認証を使用していることを確認します。

    データベースが別のマシンに配置されている場合、ローカル システム アカウントの問題が生じるため、Update Manager ではデータベースの Windows 認証をサポートしません。

  • バンドルされている Microsoft SQL Server 2012 Express データベースを使用する場合は、システムに Microsoft Windows インストーラ バージョン 4.5 (MSI 4.5) がインストールされていることを確認します。

  • データベース権限が、必要なデータベース権限に記載された要件を満たしていることを確認します。
  • サポートされているデータベース クライアント バージョンを使用して、サポートされているデータベース サーバ バージョンへの 64 ビット ODBC 接続を作成します。

    サポートされているデータベース クライアント バージョンを使用して、サポートされていないバージョンのデータベース サーバへの ODBC 接続を作成した場合は、サポートされていないデータベースの DSN が Update Manager インストール ウィザードのドロップダウン メニューに表示されることがあります。

vCenter Serverインストール

  • vCenter Serverをインストールします。

    求められた場合は、vCenter Server がインストールされているマシンを再起動する必要があります。再起動しなかった場合、Update ManagervCenter Server に登録できず、Update Manager のインストールが失敗する可能性があります。

    vCenter Serverのインストールの詳細については、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。

  • vCenter Serverシステムに関する次のネットワーク情報を収集します。
    • vCenter Serverシステムのユーザー名とパスワード。

      Update Managerのインストール プロセス中に、Update Manager サーバを vCenter Server システムに登録する必要があります。Update ManagervCenter Server に登録するには、拡張機能の登録権限を持つ vCenter Server ユーザーの認証情報を指定する必要があります。ユーザー、グループ、ロール、および権限の詳細については、vSphere のセキュリティを参照してください。

    • ポート番号。ほとんどの場合、デフォルトの Web サービス ポート 80 が使用されます。
    • IP アドレス。

      vCenter Serverシステムまたは Update Manager の IP アドレスが変更された場合は、Update Manager サーバを vCenter Server システムに再登録します。インストール後の Update Manager サーバの構成の詳細については、VMware vSphere Update Manager の再構成を参照してください。

Update Managerのシステム要件

  • システムがシステム要件で指定されている要件を満たしていることを確認します。
    重要: Update Manager 6.7 サーバ コンポーネントは 64 ビット マシンにのみインストールできます。 Update Managerサーバのインストール先の Windows システムが Active Directory ドメイン コントローラではないことを確認してください。
  • ローカル管理者、または管理者グループのメンバーになっているドメイン ユーザーとしてログインします。
  • Update Manager環境に Microsoft .NET Framework 4.7 をインストールする必要があります。インストールに進む前に、次の点を検討してください。
    • Microsoft Windows Server 2008 Service Pack 2(64 ビット版)では、Microsoft .NET Framework 4.7 のインストールはサポートされていません。
    • Microsoft .NET Framework 4.7 をインストールするには、いくつかの Windows アップデートを追加でインストールしなければならない可能性があります。Windows アップデートの関連リンクは、Microsoft .NET Framework 4.7 の実行中に表示されます。
    • Microsoft .NET Framework 4.7 をインストールするには、ホスト OS の再起動が必要になることがあります。
    • vCenter Serverが実行されている Windows マシン(通常はインストール)に Update Manager サーバをインストールするときに、.NET Microsoft .NET Framework 4.7 インストールによってシステム上で再起動が呼び出された場合、vCenter Server サービスは一時的に切断されることがあります。
    • Microsoft .NET Framework 4.7 をインストールまたはアップグレードした後に、Update Managerサーバまたは UMDS インストール ウィザードのプロンプトに従います。
  • vCenter Serverサーバの VMware Site Recovery Manager® との互換性および相互運用性を確認します。Site Recovery Managerサーバが接続されている vCenter Server インスタンスにUpdate Manager サーバを接続する際には十分に注意してください。Site Recovery Managerと同じ vCenter Server インスタンスに Update Manager サーバを接続すると、Site Recovery Manager または vCenter Server をアップグレードするとき、または日常の操作を実行するときに問題が生じる可能性があります。