vSAN クラスタ内のディスク グループに再同期を実行するために使用される IOPS 数を小さくすることができます。再同期の調整はクラスタ全体に対する設定であり、ディスク グループ単位で適用されます。
再同期によって生じた遅延が原因で仮想マシンが応答していない場合は、再同期に使用する IOPS 数を調整できます。再同期の調整は、再同期が原因でクラスタに遅延が生じている場合や、再同期によるトラフィックがホスト上に大量に発生している場合のみ行うようにしてください。
再同期を調整すると、再同期を完了するまでの所要時間が長くなることがあります。非準拠の仮想マシンの再保護を行うと、遅延が生じることがあります。
手順
- vSAN クラスタに移動します。
- [監視] タブを選択します。
- (オプション)vSphere Web Client で [vSAN] をクリックします。
- [オブジェクトの再同期] を選択して、[再同期の調整] をクリックします。
- (オプション)[ホストごとに現在の再同期トラフィックを表示] をクリックして、再同期動作を表示します。
- [オブジェクトの再同期トラフィックの調整を有効にします。] チェック ボックスを選択します。
- スライダを移動して、次のように調整します。
- 再同期に使用できる IOPS 数を大きくするには、スライダを右に移動します。
- 再同期に使用できる IOPS 数を小さくするには、スライダを左に移動します。
一般的なルールでは、IOPS を半分だけ調整して、クラスタが適応するまでしばらく待ちます。さらに操作が必要な場合は、もう一度 IOPS を半分だけ調整して、クラスタを安定させます。
- [適用] または [OK] をクリックします。