vCenter Server 管理インターフェイスを使用して、履歴データのバックグラウンド移行を監視および管理できます。

vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用すると、次のデータ管理タスクを実行できます。
  • データ移行の進行状況を監視する。
  • データ移行を一時停止する。
  • データ移行をキャンセルする。

前提条件

  • vCenter Server が正常に展開され、実行中であることを確認します。
  • 旧バージョンの vCenter Server で使用される外部データベースから、vCenter Server 7.0 の組み込み PostgreSQL データベースに履歴データをインポートするように、選択している必要があります。既存の vCenter ServerAppliance からのデータ転送を参照してください。

手順

  1. Web ブラウザで、vCenter Server 管理インターフェイス (https://appliance-IP-address-or-FQDN:5480) に移動します。
  2. root としてログインします。
    デフォルトの root パスワードは、 vCenter Server のデプロイ時に設定したパスワードです。
  3. vCenter Server 管理インターフェイスの上部にあるステータス バーには、移行元の vCenter Server から、移行先の vCenter Server Appliance の組み込み PostgreSQL データベースにコピーされたデータの割合 (%) が表示されます。
  4. データ移行を一時停止またはキャンセルするには、[管理] をクリックします。
    オプション 説明
    一時停止 データの移行時に、vCenter Server のパフォーマンスが最適化されない場合があります。移行を一時停止すると、vCenter Server のパフォーマンスが向上します。このプロセスは、業務上のニーズに支障のない時間帯に再開できます。
    再開 vCenter Server 環境の業務上のニーズに支障のない時間帯に、データ移行を再開できます。
    キャンセル

    データのインポートをキャンセルすると、履歴データは組み込みの PostgreSQL データベースにインポートされません。この操作をキャンセルすると、データをリカバリすることはできません。

    インポート プロセスをキャンセルし、後で履歴データをインポートする場合は、GUI インストーラのステージ 1 からアップグレードまたは移行プロセスを再開する必要があります。

結果

データが移行されると、 vCenter Server 管理インターフェイスのステータス バーに成功を示すメッセージが表示されます。