使用可能パッチをインストールする前に、それらのパッチをアプライアンスにステージングできます。vCenter Server管理インターフェイスを使用し、ISO イメージをアプライアンスに接続してローカル リポジトリからパッチをステージングすることも、リポジトリ URL を使用してリモート リポジトリから直接ステージングすることもできます。

ステージングのプロセスでは、vCenter Server管理インターフェイスにより、パッチが VMware パッチであること、ステージング領域に十分な空き容量があること、およびパッチが変更されていないことが検証されます。新しいパッチか、アップグレード可能な既存のパッケージのパッチのみがステージングされます。

パッチの正常なステージングを妨げる問題が発生すると、vCenter Serverはステージング プロセスをサスペンドします。エラー メッセージを確認して問題を修正してください。多くの場合、vCenter Serverで問題が発生した時点からパッチのステージングを再開できます。

前提条件

  • https://my.vmware.com/group/vmware/patchで以前にダウンロードした ISO イメージからパッチをステージングする場合は、その ISO イメージをvCenter Server の CD/DVD ドライブに接続する必要があります。vSphere Clientを使用して、ISO イメージをアプライアンスの CD/DVD ドライブ用のデータストア ISO ファイルとして構成できます。『vSphere の仮想マシン管理』を参照してください。
  • リモート リポジトリからパッチをステージングする場合は、リポジトリ設定の構成が完了していることと、現在のリポジトリ URL がアクセス可能であることを確認します。URL ベースのパッチ適用の構成を参照してください。

手順

  1. root として vCenter Server管理インターフェイスにログインします。
    デフォルトの root パスワードは、 vCenter Serverのデプロイ時に設定したパスワードです。
  2. [更新] をクリックします。
  3. [更新のチェック] をクリックして、ソースを選択します。
    オプション 説明
    URL の確認 設定済みのリポジトリ URL をスキャンして使用可能なパッチがないか確認します。
    CDROM の確認 アプライアンスの CD/DVD ドライブに接続した ISO イメージをスキャンして使用可能なパッチがないか確認します。
    [使用可能なアップデート] ペインで、選択したソースに使用可能なパッチについての詳細を表示できます。
    重要: 更新によっては、システムの再起動が必要なものもあります。これらのアップデートに関する情報は、[利用可能なアップデート] ペインで確認できます。
  4. アップデートの事前チェックを実行すると、現在の環境と互換性があるかを確認できます。
  5. 使用するステージング オプションをクリックします。
    オプション 説明
    ステージ 選択したパッチを後でインストールするために vCenter ServerAppliance にステージングします。
    ステージングしてインストール 選択したパッチをステージングして、vCenter ServerAppliance にインストールします。パッチのインストールの詳細については、vCenter Server パッチのインストールを参照してください。
    ステージング解除 選択したパッチをステージング解除します。
    再開 vCenter Serverでパッチのステージング中に問題が発生すると、vCenter Server 管理インターフェイスに [再開] ボタンが表示されます。パッチのステージングを妨げている問題を修正し、[再開] をクリックしてパッチのステージングを完了します。ステージング プロセスは、vCenter Serverで問題が発生した時点から再開されます。

次のタスク

後でインストールに使用できるパッチをステージングするよう選択した場合は、ここでインストールすることができます。vCenter Server パッチのインストールを参照してください。