ダウンロードしたアップグレード、パッチ、および通知を、vSphere Lifecycle Managerの共有リポジトリとして機能する特定の場所にエクスポートできます。共有リポジトリをパッチ ダウンロード ソースとして使用するように、vSphere Lifecycle Managerを構成できます。また、共有リポジトリは、Web サーバでホストすることもできます。
管理者レベルのアクセスは、Linux 上で実行されている UMDS を使用してダウンロードしたデータをエクスポートするための要件ではありません。
前提条件
既存のダウンロード ディレクトリを使用して UMDS をインストールした場合は、アップデートをエクスポートする前に、UMDS 7.0を使用して、少なくとも 1 回ダウンロードを実行してください。
手順
- UMDS がインストールされているマシンにログインし、[コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。
- UMDS がインストールされているディレクトリに移動します。
64 ビット Linux の場合、デフォルトの場所は
/usr/local/vmware-umds です。
- エクスポート パラメータを指定し、データをエクスポートします。
vmware-umds -E --export-store repository_path
コマンドで、エクスポート ディレクトリの完全パスを指定する必要があります。
作業しているデプロイのマシンに vCenter Serverがインストールされており、そのマシンが接続されているマシンに UMDS がインストールされている場合、repository_path パスは、共有リポジトリとして機能する Web サーバ上のフォルダへのパスになります。
vCenter Serverが、切り離された安全な環境にあるマシンにインストールされている場合、repository_path には、ポータブル メディア ドライブへのパスを指定できます。ダウンロードをポータブル メディア ドライブにエクスポートし、vCenter Serverがインストールされているマシンにパッチを物理的に転送すると、vSphere Lifecycle Manager が実行されます。
UMDS を使用してダウンロードしたデータは、指定したパスにエクスポートされます。すべてのファイルがエクスポートされたことを確認します。
vSphere Lifecycle Managerが新しいパッチ バイナリとパッチ メタデータを使用できるように、UMDS から定期的にエクスポートし、共有リポジトリを入力します。
- (オプション) 指定した期間にダウンロードした ESXiパッチをエクスポートできます。
たとえば、2010 年 11 月にダウンロードしたパッチをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。
vmware-umds -E --export-store repository-path --start-time 2010-11-01T00:00:00 --end-time 2010-11-30T23:59:59
次のタスク
共有リポジトリをパッチ ダウンロード ソースとして使用するように、vSphere Lifecycle Managerを構成します。詳細については、『共有リポジトリをダウンロード ソースとして使用するための vSphere Lifecycle Managerの構成』を参照してください。