vCenter Single Sign-On インストールで、vCenter Server または vSphere Client を参照するエラーが表示されます。
問題
vCenter Server および Web Client のインストーラには、エラー「Could not contact Lookup Service. Please check VM_ssoreg.log...
」が表示されます。
原因
この問題には、ホスト マシン上の非同期クロック、ファイアウォールのブロック、および起動していなければならないサービスなど、いくつかの原因があります。
解決方法
- vCenter Single Sign-On、vCenter Server および Web Client を実行しているホスト マシンのクロックが同期していることを確認してください。
- エラー メッセージに含まれる特定のログ ファイルを確認します。
メッセージでは、システム一時フォルダが
%TEMP% を参照します。
- ログ ファイル内で、次のメッセージを検索します。
ログ ファイルには、すべてのインストールの試みからの出力が含まれます。
Initializing registration provider...
を示す最新のメッセージを見つけます。
メッセージ |
原因と解決策 |
java.net.ConnectException: Connection timed out: connect |
IP アドレスが正しくないか、ファイアウォールが vCenter Single Sign-On へのアクセスをブロックしているか、vCenter Single Sign-On に負荷がかかりすぎています。 ファイアウォールが vCenter Single Sign-On ポート(デフォルトで 7444)をブロックしていないことを確認します。vCenter Single Sign-On がインストールされているマシンに、CPU、I/O、および RAM の十分な空き容量があることも確認します。 |
java.net.ConnectException: Connection refused: connect |
IP アドレスまたは FQDN が不正であり、vCenter Single Sign-On サービスが起動していないか、経過分数以内に起動しませんでした。 vCenter Single Sign-On vmware-sso デーモンのステータスをチェックして、vCenter Single Sign-On が動作していることを確認してください。 サービスを再起動してください。再起動しても問題が解決しない場合は、『vSphere トラブルシューティング ガイド』のリカバリのセクションを参照してください。 |
Unexpected status code: 404. SSO Server failed during initialization |
vCenter Single Sign-On を再起動してください。再起動しても問題が解決しない場合は、『vSphere トラブルシューティング ガイド』の復旧のセクションを参照してください。 |
ユーザー インターフェイスに表示されるエラーは「Could not connect to vCenter Single Sign-On 」から始まります。 |
戻りコード SslHandshakeFailed が表示される場合もあります。このエラーは、提供された IP アドレスまたは vCenter Single Sign-On ホストを解決する FQDN が、vCenter Single Sign-On のインストール時に使用されたアドレスではないことを示しています。 VM_ssoreg.log で、次のメッセージを含む行を探します。 「host name in certificate did not match: <install-configured FQDN or IP> != <A> or <B> or <C> 」。ここで A は vCenter Single Sign-On のインストール時に入力した FQDN であり、B と C はシステムが生成した許容される代替ドメイン名です。 ログ ファイル中の != の記号の右側で、FQDN を使用するよう設定を修正します。ほとんどの場合、vCenter Single Sign-On のインストール時に指定した FQDN を使用してください。 お使いのネットワーク構成でいずれの代案も使用できない場合は、vCenter Single Sign-On の SSL 構成を復旧してください。 |