任意の ESXi ホスト、リソース プール、または DRS クラスタの子リソース プールを作成できます。
注: ホストがクラスタに追加された場合、そのホストの子リソース プールは作成できません。クラスタが DRS に対して有効な場合、クラスタの子リソース プールを作成できます。
子リソース プールを作成する際、リソース プールの属性情報を入力するよう求められます。システムは、アドミッション コントロールを使用して、使用できないリソースが割り当てられないようにします。仮想マシンを追加または削除するときにシェアが動的にスケーリングされるようにするには、スケーラブル シェアを選択します。
注: シェアは親レベルでスケーリングされます。スケーラブル シェアを持つ親から作成されたすべての子孫リソース プールは、デフォルトでスケーラブル シェアを持ちます。
前提条件
vSphere Clientは、vCenter Server システムに接続されます。
手順
結果
例: リソース プールの作成
マーケティング部門と QA 部門の間で共有する必要がある、6GHz の CPU と 3GB のメモリを備えたホストがあると仮定します。また、リソースを均一に共有するのではなく、一方の部門 (QA) に高い優先順位を与えたいものとします。これは、各部門でリソース プールを作成し、[シェア] 属性を使用してリソース割り当ての優先順位を設定することで実現できます。
この例では、ESXi ホストを親リソースとするリソース プールの作成方法を説明します。
- [新規リソース プール] ダイアログ ボックスで、QA 部門のリソース プールの名前を入力します(例:RP-QA)。
- RP-QA の CPU リソースとメモリ リソースについて、[シェア] を [高] に指定します。
- 2 番目のリソース プールの RP- マーケティングを作成します。
CPU とメモリのシェアは、[標準] のままにします。
- [OK] をクリックします。
リソースの競合がある場合、RP-QA は 4GHz および 2GB のメモリを受け取り、RP- マーケティングは 2GHz および 1GB を受け取ります。競合がない場合は、どちらも前述の値を上回る割り当てを受け取ります。その後、これらのリソースはそれぞれのリソース プール内の仮想マシンで使用できます。