vSphere 6.7 U2 では、ROBO Enterprise ライセンスで一部の DRS メンテナンス モード機能を利用できます。

前提条件

  • クラスタ内のすべてのホストに ROBO Enterprise ライセンスがインストールされているかどうかを確認します。インストールされていない場合は、ライセンスをインストールする必要があります。
  • DRS ルールを設定して有効にしているかどうかを確認します。有効な場合は無効にするか削除して、ROBO Enterprise メンテナンス モードで操作を行う必要があります。

手順

  1. ROBO Enterprise ライセンスで DRS メンテナンス モードを使用するには、クラスタの各ホストに ROBO Enterprise ライセンスがインストールされていることを確認します。
    • ライセンスがインストールされていない場合は、手順 2 に進みます。
    • ライセンスがインストールされている場合は、手順 3 に進みます。
  2. ROBO Enterprise ライセンスをインストールします。
    1. vSphere Client で、ホストを参照して移動します。
    2. [構成] タブで [ライセンス] を選択します。
    3. [ライセンスの割り当て] をクリックします。
    4. ROBO Enterprise ライセンス キーを入力して、[OK] をクリックします。
    クラスタ内のすべてのホストで、この手順を繰り返す必要があります。
  3. クラスタ内のホストを選択し、右クリックして [メンテナンス モードへの切り替え] を選択し、[OK] をクリックします。
    ホスト上の仮想マシンを自動的に退避させます。

結果

ホストでメンテナンス モードを終了すると、仮想マシンはホストに自動的に移行されます。ホストは、元の状態にリストアされます。ただし、ホストに負荷がかかりすぎる場合、DRS は仮想マシンを元のホストに移行できません。DRS はホストを元の状態に復旧しますが、ホストを過負荷にすることはありません。

次のタスク

ROBO Enterprise ライセンスを使用して DRS メンテナンス モードを無効にする必要がある場合は、vpxd.cfg ファイルを編集します。vpxd.cfg ファイルを開きます。<クラスタ> オプションの <roboMMEnabled>true</roboMMEnabled><roboMMEnabled>false</roboMMEnabled> に変更します。これは、ランタイムの設定であるため、設定の更新後に vpxd を再起動する必要はありません。