クラスタとは、ホストのグループです。あるクラスタに 1 台のホストが追加されると、そのホストのリソースはそのクラスタのリソースの一部になります。クラスタは、そのクラスタ内のすべてのホストのリソースを管理します。

クラスタは、vSphere High Availability(HA)および vSphere Distributed Resource Scheduler(DRS)ソリューションを有効化します。
注: vSphere DRS は、vSphere の重要な機能で、vSphere クラスタ内で実行されるワークロードの健全性の維持に必要です。vSphere 7.0 Update 1 以降では、DRS は vCLS 仮想マシンの可用性に依存します。詳細については vSphere クラスタ サービスを参照してください。

前提条件

  • クラスタ オブジェクトの作成に必要な権限を持っていることを確認します。
  • データセンターがインベントリに存在することを確認します。
  • vSAN を使用する場合は、vSphere HA を構成する前に有効にする必要があります。

手順

  1. vSphere Client で、データセンターを参照します。
  2. データセンターを右クリックし、[新規クラスタ] を選択します。
  3. クラスタの名前を入力します。
  4. DRS と vSphere HA クラスタ機能を選択します。
    オプション 説明
    クラスタで DRS を使用するには、次の手順を実行します。
    1. [DRS をオンにする] チェック ボックスを選択します。
    2. 自動化レベルと移行のしきい値を選択します。
    クラスタで HA を使用するには、次の手順を実行します。
    1. [vSphere HA をオンにする] チェック ボックスを選択します。
    2. ホスト監視およびアドミッション コントロールを有効にするかどうかを選択します。
    3. アドミッション コントロールを有効にする場合は、ポリシーを指定します。
    4. 仮想マシン監視オプションを選択します。
    5. 仮想マシンの監視感度を指定します。
  5. Enhanced vMotion Compatibility (EVC)の設定を選択します。
    実際の CPU が異なる場合でも、クラスタ内のすべてのホストが同じ CPU 機能セットを仮想マシンに確実に提供します。このため、互換性のない CPU が原因で vMotion での移行が失敗することはありません。
  6. [OK] をクリックします。

結果

クラスタがインベントリに追加されます。

次のタスク

クラスタにホストとリソース プールを追加します。
注: [クラスタのサマリ] ページに、vSphere Cluster サービスの健全性のステータスを示す [クラスタ サービス] が表示されます。