各仮想マシンに許可されるストレージ I/O シェアの数と、1 秒あたりの I/O 処理数 (IOPS) の上限を割り当てます。あるデータストアでストレージ I/O の輻輳状態が検出されると、そのデータストアにアクセスする仮想マシンの I/O ワークロードは、各仮想マシンが持つシェアの比率に基づいて調整されます。
ストレージ I/O シェアは、メモリおよび CPU リソースの割り当てに使用されるシェアと似ています。これについては、リソース割り当てのシェア に記述されています。これらのシェアは、ストレージ I/O リソースの配分に関する仮想マシンの相対的な重要性を表します。リソースの競合がある場合、シェア値が高い仮想マシンにストレージ アレイへのアクセスが優先的に割り当てられます。ストレージ I/O リソースを割り当てるときに、仮想マシンに許可する IOPS を制限できます。デフォルトでは、IOPS は制限なしです。
リソースの制限を設定することのメリットとデメリットについては、リソース割り当て制限に記述してあります。仮想マシンに設定する制限を IOPS ではなく 1 秒あたりのメガバイト (Mbps) で考えている場合は、その仮想マシンの一般的な I/O サイズに基づいて Mbps を IOPS に変換できます。たとえば、64 KB I/O のバックアップ アプリケーションを 10Mbps に制限する場合は、160 IOPS に設定します。