データストアがメンテナンス モードのとき、データストアで vCLS 仮想マシンをホストする場合は、Storage vMotion によって vCLS 仮想マシンを新しい場所に手動で移動するか、クラスタを退避モードにする必要があります。
このタスクでは、クラスタを退避モードにする方法について説明します。
手順
- vSphere Client にログインします。
- vCLS を無効にするクラスタに移動します。
- ブラウザの URL フィールドからクラスタのドメイン ID をコピーします。これは、domain-c(数字) のような形式です。
注: URL のコロンの左側にる数字のみをコピーします。
- vCenter Server の [構成] タブに移動します。
- [詳細設定] で、[設定の編集] ボタンをクリックします。
- 新しいエントリ config.vcls.clusters.domain-c(数字).enabled を追加します。手順 3 でコピーしたドメイン ID を使用します。
- [値] を False に設定します。
- [保存] をクリックします。
結果
vCLS 監視サービスは 30 秒ごとに実行されます。1 分以内に、クラスタ内のすべての vCLS 仮想マシンがクリーンアップされ、
[クラスタ サービス] の健全性が
[低下] に設定されます。クラスタで DRS が有効になっている場合、DRS 機能は停止し、
[クラスタのサマリ] に追加の警告が表示されます。DRS が有効になっていても、退避モードから取り除くことで vCLS を再構成するまで DRS は機能しません。
vSphere HA による配置は、ホスト障害が発生している状況では最適になりません。HA は、配置の推奨について DRS に依存しています。それでも HA は仮想マシンをパワーオンしますが、これらの仮想マシンは最適でないホスト上でパワーオンされている可能性があります。
クラスタの退避モードを解除するには、手順 7 の値を True に変更します。