vSphere 7.0 Update 2 以降では、vCenter Server Appliance で FIPS 検証済み暗号化を有効にできます。
FIPS 140-2 は、暗号化モジュールのセキュリティ要件を指定する、米国およびカナダの政府規格です。vSphere は、FIPS 検証済みの暗号化モジュールを使用して、FIPS 140-2 標準で指定された暗号化モジュールと一致します。vSphere FIPS サポートは、規制の厳しいさまざまな環境でのコンプライアンスとセキュリティのアクティビティを容易にすることを目的としています。
vSphere 6.7 以降では、ESXi および vCenter Server は FIPS 検証済み暗号化を使用して管理インターフェイスと VMware Certificate Authority (VMCA) を保護します。
vSphere 7.0 Update 2 以降では、vCenter Server Appliance に FIPS 検証済みの暗号化が追加されています。デフォルトでは、この FIPS 検証オプションは無効になっています。
注: vSphere は FIPS よりも互換性を優先するため、コンポーネントによっては注意すべき点があります。
FIPS を使用する場合の考慮事項を参照してください。