vSphere 7.0 では、License Service は vSphere 環境の一部です。License Service により、vSphere および vSphere と連携する製品を対象に、ライセンスを統合管理し、レポートを作成できます。
License Service は、新規インストールした vSphere 6.0 以降の環境で使用できます。また、vSphere 5.x から vSphere 6.0 以降にアップグレードした環境でも使用できます。vCenter Server 5.x のライセンス管理から vSphere 6.0 以降の License Service へのアップグレードの詳細については、『vSphere のアップグレード』ガイドを参照してください。
License Service は、vSphere 環境におけるライセンスのインベントリを提供し、ESXi ホスト、vCenter Server システム、vSAN クラスタ、および スーパーバイザー クラスタ のライセンス割り当てを管理します。License Service はまた、vRealize Operations Manager や VMware Site Recovery Manager などの vSphere と統合される製品のライセンス割り当ても管理します。
vSphere 環境に、拡張リンク モードで参加している複数の vCenter Server システムがある場合、ライセンス インベントリはリンクされたすべての vCenter Server システム全体にレプリケートされます。この方法で、リンクされたすべての vCenter Server システム全体で、各資産および使用可能なすべてのライセンスのライセンス データがレプリケートされます。各 vCenter Server システムには、そのデータのコピーと、リンクされたすべての vCenter Server システムのライセンスが含まれています。
たとえば、それぞれ拡張リンク モードで参加している 8 つの vCenter Server システムで使用環境が構成されており、それぞれの vCenter Server システムに 10 台のホストが接続されているとします。License Service では、8 台すべての vCenter Server システムのライセンス割り当ておよび使用量に関する情報、およびそれらのシステムに接続されている 80 台のホストに関する情報が保存されます。License Service により、8 つのすべての vCenter Server システムのライセンス、および vSphere Client によってそれらのシステムに接続されている 80 台のホストを管理することができます。