vCenter Server システムは、インスタンス単位でのキャパシティを持つ vCenter Server ライセンスを使用してライセンス供与されます。

vCenter Server システムにライセンスを供与するには、少なくとも 1 つのインスタンスに対するキャパシティを持つ vCenter Server ライセンスが必要です。

評価モード

vCenter Server システムをインストールする場合、評価モードになります。vCenter Server システムの評価モード ライセンスは、ライセンスを vCenter Server に割り当てたかどうかに関係なく、製品をインストールしてから 60 日後に有効期限が切れます。インストールしてから 60 日以内でないと vCenter Server を評価モードに設定し直すことはできません。

たとえば、vCenter Server システムをインストールして、20 日間評価モードで使用し、適切なライセンスをシステムに割り当てたとします。vCenter Server の評価モード ライセンスは、残りの評価期間である 40 日後に有効期限が切れます。

ライセンスと評価期間の有効期限

vCenter Server システムのライセンスまたは評価期間の有効期限が切れると、すべてのホストがその vCenter Server システムから切断されます。切断されたホストで実行されている仮想マシンはそのまま残ります。vCenter Server システムに新しいライセンスが割り当てられるまでは、各ホストに個別にログインすることで、切断されたホスト上の仮想マシンを管理できます。vCenter Server が新しいライセンス キーに割り当てられた後、切断されたすべてのホストが vCenter Server システムに再接続されます。

注: 有効期限のあるライセンスの場合、ライセンスの有効期限が切れる 90 日前に通知が表示されます。

アップグレード後の vCenter Server へのライセンス供与

vCenter Server を同じ番号で開始するバージョンにアップグレードする場合は、同じライセンスを保持できます。たとえば、vCenter Server システムを vCenter Server 5.1 から 5.5 にアップグレードする場合、システムで同じライセンスを保持できます。

vCenter Server を異なる番号で始まるメジャー バージョンにアップグレードすると、評価期間が新たに開始されるため、新しいライセンスを割り当てる必要があります。たとえば、vCenter Server システムを 5.x から 6.x にアップグレードする場合は、システムに vCenter Server 6 のライセンスを割り当てる必要があります。

ライセンスのエディションをアップグレードする場合(たとえば、vCenter Server Foundation から vCenter Server Standard へ)、システムの既存のライセンスをアップグレードしたライセンスで置き換えます。