スナップショットには、スナップショットの作成時の仮想マシンの状態がすべて保存されます。仮想マシンの電源がオン、オフ、サスペンドのいずれの場合でもスナップショットを作成できます。仮想マシンをサスペンドしている場合、サスペンド処理が完了してからスナップショットを作成します。

メモリのスナップショットを作成する場合、仮想マシンのメモリの状態と、仮想マシンの電源設定がスナップショットで取得されます。仮想マシンのメモリの状態をスナップショットで取得する場合、完了まで時間がかかります。ネットワークによっては、瞬間的に中断が生じる場合もあります。

仮想マシンを静止する場合、VMware Tools は仮想システム内のファイル システムを静止します。静止操作によって、仮想マシンで実行中のプロセスの状態が一時停止するか、変更されます。特に、元に戻す操作中に、ディスク上の情報を変更する可能性があるプロセスに影響があります。

IDE ディスクまたは SATA ディスクを使用する仮想マシンでは、アプリケーションの整合性を維持した静止はサポートされていません。

注: ダイナミック ディスク(Microsoft 固有のディスク タイプ)のスナップショットを作成すると、スナップショット テクノロジーによってファイル システムは静止状態が保持されますが、アプリケーションの静止状態は保持されません。

前提条件

  • ディスク モードが異なる複数のディスクを持つ仮想マシンのメモリのスナップショットを作成している場合、仮想マシンがパワーオフ状態であることを確認します。たとえば、独立型ディスクが必要になる特別な構成の場合、スナップショットを作成する前に仮想マシンをパワーオフする必要があります。
  • 仮想マシンのメモリ状態を取得するには、仮想マシンがパワーオン状態であることを確認します。
  • 仮想マシン ファイルを静止するには、仮想マシンがパワーオン状態であり、VMware Tools がインストールされていることを確認します。
  • 仮想マシン上で 仮想マシン.スナップショット管理.スナップショットの作成の権限があることを確認します。

手順

  1. vSphere Clientで、仮想マシンに移動して [スナップショット] タブをクリックします。
  2. [スナップショットの作成] をクリックします。
    [スナップショットの作成] ダイアログ ボックスが開きます。
  3. スナップショットの名前を入力します。
  4. (オプション) スナップショットの説明を入力します。
  5. (オプション) 仮想マシンのメモリをキャプチャするには、[仮想マシンのメモリのスナップショット] チェック ボックスを選択します。
  6. (オプション) スナップショット作成時にファイル システムの内容が既知の整合性のある状態になるように、ゲスト OS で実行中のプロセスを一時停止するには、[ゲスト ファイル システムを静止する(VMware Tools が必要)] チェック ボックスを選択します。
    仮想マシンがパワーオンされていて、 [仮想マシン メモリのスナップショットを作成] チェック ボックスの選択が解除されている場合にのみ、仮想マシンのファイルを静止できます。
  7. [作成] をクリックします。